2025年7月30日水曜日

店番

 妻はシェア型本屋のたなこの一人である

たなこが交代で店番をしている

客はあまり来ないそうだ

妻が言うにはデーサービスに通っているのと同じようなものだそうだ

来る客は本が好きな人が多く、そんな客との出会いは楽しいようだ

殆どが暇をしてるようで、本を読んだり、絵を描いたり、店のメニュー看板のチョーク書きをしているらしい

売上は少ないと思う

むしろ、出費の方が多いのではないかと思う

最近、私が食べたどん兵衛きつねうどんの空き箱(段ボール)に猫の絵を描いて立てていたようだ

妻の絵は昔から上手である

絵本でも出したら良いのにと私は思っている

そうすれば、私は作家の亭主で左団扇で暮らせる

p.s.

私はパソコンを離せないが、妻は筆を離せない

妻と私の性格は真逆だと思う

読んでいる本も全く違う(※−1)

妻は納豆が大好きだが、私は大嫌いである

私は真っ直ぐ行って真っ直ぐ帰ってくるが、妻は寄り道が好きである

私は人の名前を覚えないが、妻は人の顔を覚えない

二人とも旅行好きだが、行ったところ、行ってみたいところはかなり違う(※−2)

他にも色々と違って逆なことは結構多い

カーテンのフックは、私は右回しで止めるが妻は左回しで止める

かなり逆なことは多いが、気は合う

価値観では大げさだが、考え方の基本は同じなようだ

妻も私も無神論で無宗教である

妻の方はわからないが、私の書き置きには、「直葬」、「散骨」を希望すると書いてある

※−1:読んでる本は違うが、山岳書は同じく読んでいてダブル本も何冊かある

※−2:山岳の好みは同じであるが、ちょっと違っていたのは、私は北アが好きだが、妻は南アが好きであった

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