2018年2月23日金曜日

ループスイング

10ヶ月ほど、坂本龍楠氏の動画レッスンに基づき、ゴルフスイングの見直しを行って来た
坂本龍楠氏のレッスンは、突き詰めて考えるに、シャットフェースのショットを推奨しているのではないかと思う
坂本氏の動画レッスンにより、下半身の捻転動作の見直しはできて良くなったが、このところ引っかけ玉が多くなりスコアを崩している
考えるに、私はシャットフェースに上げるバックスイングが上手く出来上がっていないのではないかと思われる
昨日のゴルフでは、チョットした気づきもあり、プレーの途中からシャットに上げるテークバックは止めて、以前の9時の位置でフェースは垂直に立つテークバックに変えてみた
引っかけ玉は止まった

マーク金井氏のレッスン画像を拝借し、シャットフェースの難しさを考えてみた
①9時の位置でフェースがシャットになるようにテークバックをとるのは難しくない(左手甲を折らないままなら)
②しかし、ここからトップの位置までクラブを引き上げるのが難しい
9時の位置で下に向いていた左手甲をそのままにしてテークバックを続けることはできない
何故なら、右手が邪魔をしてクラブは上げられない
左手甲を下にしたままテークバックを続けるには、腰の捻転を更に続け、クラブは寝かせて背中の後ろに引っ張るように回すか、下に向いていた左手甲を上方向に返すしかない
シャットフェースの正しいテークバックは9時の位置から左手甲を一気に返してトップを完成するのだが、簡単なようでいてこれが難しい(みてもらわないと完成しているか否か自体がわからない/動画レッスンの限界!)
③シャットフェースの9時の位置では、左手は甲側に折れている必要があるようだが、これは意外と難しくなかなか出来ない
最初から甲側に折ってスタートすると上手くいく(正しい方法か否か?)
Wikipediaから
そう言えば、昔々、尾崎兄弟とよくゴルフのテレビ番組内で一緒していた佐藤清一プロのバックスイングを思い出す
佐藤清一氏は、ヘッドを残し、グリップを先行させたスイングをしていた(多分、左手甲は折れている)
結果的にシャットフェースになっていたのではないかと思う

坂本龍楠氏の動画レッスンでは、9時の位置で左手甲を折ることも、テークバックの際に左手甲を返すことも指導はしていない
坂本氏はシャットフェースとは言わず、クラブの作り自体の重心からフェースは下を向けたまま上げてと言い、トップは体の幅内にシャフトが立った位の状態で止める様にと指導している
私が思うに、100切りを目指す程度のゴルファーには左手甲の使い方は難しいので、この様な表現の指導内容になっているのではないかと思う
この指導内容でシャットフェースは作れるし、左手甲を返すところまでテークバックしなくても、良いダウンスイングに移れるとの指導内容ではないかと思う
だが、私が感じるに、坂本龍楠氏が言うところの「テークバックで両肘は緩く、シャットは立てて、懐を広く」はわかるし、できるのだが、一旦下に向いた左手甲を返さないでショットに向かうと、ダウンスイングに入るポイントもタイミングもわかりづらい
また、腰の捻転戻しでダウンスイングに入るが、初期段階で作ったシャットフェースの影響が残ったままなのか、私が今悩んでいる左真っ直ぐの引っかけショットになりやすいのではないかと思える

シャットスイングを目指すなら、やはりシャットに上げた後は、手の甲は返しながらヘッドを開き、トップは作っていく必要があると思う
ループスイング
これができると、ダウンスイングへの折り返しポイントを考えることなく、テークバックからダウンスイングへ滑らかに入ることができる
結果的には、外から内へのループとなり、ダウンスイングは自然と内から降りてくる
40年前、私が船橋カントリークラブでコースデビューした時に一緒した池田先輩のスイングがトップでループしていた
40年前は、変わったスイングだと思い、真似てみようなどとは考えたこともなかったが、これは正しいシャットスイングであったのかもしれない
また、このループスイングは、ダウンスイングへの切り返し点という位置がないので、テークバックからダウンスイングまで滑らかな連続運動となる
また、意識せずとも、左から右へ、右から左への体重移動もスムーズに行われる
昔からこのループスイングはあった
しかし、矯正すべきスイングと言われてきた
だが、私が考えるに、このループスイングには利点も多くあると思う
シャット×ループの大きさをコントロールすれば、弾道がコントロールできるのではないかとも考えている
ループスイングのテークバックのこつは、(右打ちの場合)
①クラブは、シャットフェースで幾分外目前方にゆっくり上げる(左手甲は下向き、右手甲は上向き)
②続いて、下方向に向いていた左手甲を上に、上方向に向いていた右手甲を下へ返していく(甲の右回転)
すると、外目前方に出ていたクラブは垂直に立って上がってくる
これがなんといってもいい!
5年程前、ゴルフスクールに通っていた
いつも、コーチから「クラブを立てて上げて」と言われていた
ここに着て、立てる意味と方法がわかったような気がする
③垂直に振り上がってきたクラブは、慣性により右後方に寝る(左手甲は上、右手甲は下)
テークバックは、この3つで成立する
既に体重は右足に乗っているし、下懐も広くなっている
ダウンスイングに入るとクラブはループを続け、少し内側から降りてきてインパクトを迎える
のだが、
ループの円運動を意識し過ぎると、これまた問題が生じてくる
大きくは次の2つだと思う
①間違うと、下から上へ、払い上げ打ちになってしまう(明治の大砲もあり、ダフリやトップもあり!)
②ループだとトップから右手甲は下を向いて降りてくる
正しい向きと思うが、下向きの右手甲をいつ、どうやっての返していくのかがわからなくなる。不安になる
このことで色々なことが起きる
右に出たり、左に出たり、スライスしたり、フックしたり、ダフったり、トップしたり
アイアンの場合、トップでのループ後、真上からでなくても、右手は上から直線的に打ち下ろす、打ちつける、打ち放つ様にする(ダウンブロー)
これなら、開いて降りてきた右手甲の返しは気にしなくてすむ
上のループスイングの八の字のポンチ絵では、右ループ下の矢印の先は、曲線ではなく直線になるイメージ
アイアンの、ユーティリティの、フェウェイウッドの、ドライバーのループスイングは、それぞれ違うのかもしれない
考え方にもよる
ドライバーショットだって、「ダウンブローに打つ!」という人もいる

随分昔、レッドベターの教本で悩み、ボディターンの教本を前にリビングでクラブを振ったが体はついて行かず、3年くらい前は、桑田泉の「クォーター理論」がわからないまま終わり、今度は、坂本龍楠のレッスンもわからないまま終わりそうで、今年も悩み・さまよえるゴルファーになりそうだ!

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