ちょっと疲れたこともあり、並行読み派の私は浮気心が湧いてきて、他の本に手をつけることとなった
GW中に注文しておいた中古本の十和田操氏編著の「東海道中膝栗毛」が今朝やっと届き、いま開いてみた
驚いた!
絵本や幼児向けの本は別として、私はこれ程にルビが振られている本を見るのは初めてである
文体も「です・ます調」である
編著者は「誰向け」に編著したのだろうか?
出だしから面白そうなので、今日の冬眠本はこれにしよう
p.s.
少し読み進めてみた
内容は容易いが、文章使いは難しいところもあり、子供向けに編著した本ではないことはわかった
つい吹き出してしまうころもあり、おもしろい
読まれた狂歌もおもしろい
但し、解説に頼るところ大きく、浅学非才の私としてはなかなか読み進まない
古今和歌集の一句を弥次さんが詠んだりして、これをきちんと理解するのも大変だ
小田原宿の五右衛門風呂は誰もが知るところかと思う
母の生まれ故郷の広島市の叔父の家の風呂も五右衛門風呂であった
最初にこの湯に浸かった時、私は中学2年生であった
私はこの湯に浸かりながら東海道中膝栗毛を思い浮かべていた
下駄は履いて入らず、浮き蓋は足で押し踏んでから入った
私は弥次さん喜多さんの失敗から学んでいた
弥次さん喜多さんの江戸弁の掛け合いもおもしろい
これも解説がないと意味不明となりそうなところは多々出てくる
膝栗毛とは「徒歩で旅行する」とある
1979年の暮れから翌年の正月にかけて妻と歩いたネパールジョムソン街道のトレキッキング旅行記の中に、この旅は「弥次・喜多」と自ら表している
結構5周年のこのノーガイド・ノーポーターの夫婦2人旅はまさに「ジョムソン街道膝栗毛」であった
私の多くの旅の中でも「弥次喜多の旅」が一番楽しく強く記憶に残る旅となっている
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