挑戦

 私は理解していなかった

我が家の電子レンジは高機能であった

妻の言う通りに随分昔に(※)買い替えた電子レンジではあるが！

取説を探してもらうのも面倒となり、TOSHIBAのHPから探し出してダウンロードした

その際に気づいた

この製品を使った料理集が一冊の取扱説明書(KOOKING BOOK)として存在していた

その分野は、焼き物、揚げ物・蒸し物、煮物・煮込み、お手軽メニュー、パン・ピザスイーツと豊富でレシピは94品目に及んだ

温めるだけでこの電子レンジを終わらせてはもったいない

私はこの電子レンジを使っての調理にチャレンジすることにした

先ずは、妻が食べてみたいと言った「ラタトゥイユ」をお昼に出せるようにチャレンジする

食材もすべて揃っている

ラタトゥイユとは、妻の説明によると、「夏野菜のフランスの田舎煮込み料理」ということであった

妻は今日、絵手紙サークルの集まりで出かけるので、帰ってきたらすぐにラタトゥイユが食べられようにしておこうかと思っている

※：我が家の電子レンジは何年経ったのかで私と妻との記憶は大分隔たっていた

私は10年近くにはなると思っているが、妻は3年から5年くらいだという

ふたりともボケてきている

p.s.

私の発案で「自分でやるのょ！」と妻から釘を刺されて始めた調理家電のホットクックを使っての料理は既に一ヶ月近くが経過した

考えてみれば、ホットクックをレンタル前から我が家には調理家電が存在していたことになる

いま、上げた高機能な電子レンジがそうであるし、妻はご飯しか炊いていない電気圧力鍋があるが、これも圧力調理、温度調理、鍋モード、無水料理、低温・発酵調理と幅広い調理方式を備えた立派な調理家電であった

この電気圧力鍋にも取説以外にレシピブックが備わっていた

私は今までこの2つの機器の機能・性能を全く理解していなかった

電子レンジの温めるだけの操作についてさえ理解していなかった

電気圧力鍋は単なる圧力鍋だと思っていた

妻は、温めるだけ、ご飯を炊くだけの機器とは思っていなかったようだが、この2つの機器が備えている機能を活用しようとは考えていなかった思う

妻は自他ともに認める料理上手である

周りからは、「私は幸せ者だ！」と言って責められる

妻は、私達に50年、鍋・釜・火で美味しい料理を作ってきた

言い方は違うかもしれないが、料理上手な妻は、「調理家電なんて！？」と思っていたと思う

私のような調理ど素人とか、忙しすぎるワーキングママのような方のほうが、調理家電に頼るようになるのではないかと思う

バカにされても、私は調理家電料理上手になってみようかと思う

私がタブレットをスライドさせ、レシピブックの中のあれこれつぶやいていると、妻は、あれを加えてみたらとか、こうしてみればとかを言うようになった

でも、私は道をそらせるようなことはしない！

先ずは先人のレシピ通りに作ったらどうなるかを知らなければならないと考えている