昨日、今年の芥川賞が決まった
朝比奈秋作のサンショウウオの四十九日と松永K三蔵作のバリ山行の2作品である
妻はバリ山行に興味があるそうだ
私はサンショウウオの四十九日の方に興味がある
バリ山行をさして、「山岳小説に良いものは少ない」と私は言った
ただこれは山岳小説ではないかもしれない
文中紹介があった
「本物の危険は山じゃないですよ。街ですよ!」と主人公は言う
山の話しではないかもしれない
サンショウウオの四十九日の作者の朝比奈秋さんは今朝の朝日の「ひと」にも取り上げられていた
朝比奈さんは消化器内科の医師である
小説は全く読んでこなかったし、作家になるつもりはなかったそうだ
“突然”論文作中に頭の中に映像が浮かび書き始めたら止まらなくなったそうだ
何か思い浮かんだら書くことにしたそうだ
診察中にも物語が浮かぶようになり「医療事故を起こしてはならない」と思い病院は辞めたそうだ
彼の作品は「医療、身体を入口にした作品で、哲学的に命と向き合う」をテーマとしているようだ
どんな作品なのか読んでみたくなった
妻は、図書館に松永K三蔵作のバリ山行の購入をお願いするそうだ
私は、朝比奈秋作のサンショウウオの四十九日を依頼しようかな?!(書籍も電子版も同じく1,870円)
p.s.
妻に「バリ山行」は、バリ島の山に登る話しか?と聞いてみた
違うょ!バリだょ!
これでは説明にならない
勿論、金属加工用語の「バリ」ではないとはわかる
なんとなしにもわかる
なんか「頑張る!」みたいな感じかなとは思う
調べてみた
「すごく」の博多弁、北九州の「ちかっぱい」がルーツと説明があるが、どうも違うような気がする
すごく=バリ、ちかっぱい=バリにはならない
まぁいいか!バリバリかな?
p.s.
今朝の朝日を読み進めてわかった
私は全くの見当違いをしていた
バリとはバリエーションのことであった
確かに主人公が歩く六甲山は日本のロッククライミング発祥の地であるし、一般道ではないルートも六甲山にもあるけれど、バリエーションで六甲山はちょっと違和感を感じる
バリエーションルートとは、一般道ではないルートの中でもより厳しいルートを指すと思う
例へば、谷川岳一ノ倉沢では、本谷3ルンゼでなく滝沢第3スラブ(サンスラ)といったように!
「バリ山行」というタイトル自体に違和感を感じる
そもそも、山屋はバリエーションルートのことを「バリ」とは言わない
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