このトップロープソロクライミングは、今年の4月14日に胸に吊るしたマイクロトラクション1つを使ってのクライミング動画をYouTubeで見たことから始まる
素直に、あ〜いいな!と思った
誰の干渉も受けず、気ままに安全なクライミングを楽しんでいる
その後、ゴルフカートによる事故で怪我をし治療に3ヶ月半を要し、その中断はあったものの、トップロープソロに対する憧れは止まらなかった
色々な試行錯誤を繰り返し、「シングルロープによるグリグリ+とミュールノットの組み合わせシステム」が最適との結論に至っていた
しかし、今日見た動画で目から鱗が落ちた
やられた!
この動画、私も古くから知り経験していたバックアップ方式が取られていた
私はこの研究中、何故だかバックアップはメインデバイスの下に作るのが今の常識と思い込んでいた
そのように思い込んではいたが、私はその常識は危ないと考えた
バックアップとは、メインデバイスのアセンダーやディセンダーが機能不全を起こした時にこの二次デバイスが働き、滑落を止めるようにと考えられたものである
しかし、バックアップはメインデバイスの下に位置しているので、上にあるメインデバイスが機能不全を起こしたら、下のバックアップに当たるなどの影響を何らかの形で受けることになる
これは危険である
そこで私はメインデバイス(私の場合はグリグリ+)の下にはギアなどのバックアップは設けず、登るたびにグリグリの下にミュールノット(ストップノット)を作り続けて行き、グリグリ+が滑ってきてもそこで止まるシステムを採用することにしている
クライミングが終わり、到達点に達し、懸垂下降をする際にはそのミュールノットを外しながら降る
ミュールノットは、上からの荷重や引いても締まるだけで解けないが、下側のロープを引けば簡単に解ける
このミュールノットを作りながら登る方方法はツリークライミングの講習経験から学んだ (ツリークライミングではミュールノットとは言わずストップノットた呼んでいた)
これは良い方法であるが、その前に「下のバックアップは危ない」と考えたなら、「上にバックアップを取ったら良いではないか」となぜ考えなかったのかと思うのである
多分、今は「下が常識」だとの思いから抜け出せないでいたものかと思う
昔からエイト環を使ったアプザイレンでは、エイト環の上にプルージックを作っていた私がてある
これは忘れていたというより、今は懸垂下降においてもバックアップは下に取るという「常識」という固定観念から離れなかったことにある
だから、前述の通りの「やられた!」となったわけである
今朝見た動画のトップロープクライミングのシステムを紹介しよう(システムの一部は写真に載せた)
実にシンプルで安全なシステムだと思う
①垂らすローブ1本
②このシッテムに使うのは、マイクロトラクションが1つとスリングが1本
③マイクロトラクションを胸から吊るすためのスリングとゴムひもとカラビナがそれぞれ1つ(繋ぐカラビナはクライミング用でなくても構わない。むしろその方が軽くて良い)
勿論、通常に使うハーネスやカラビナなどのギアは必要である
このシステムの優れているところの一つは、マイクロトラクションの上の動きでブルージックが連動して上昇する点にあると思う (本人に聞いてみないと分からないが、数あるフリクションリッチの中からプルージックを選んだ理由はあると思う。私の推測ではブルージックの追従性の良さとそのシンプルな形にあると思う)
動画にはなかったが、到達点に達したら、上にセットしたブルージックを働かせ、フリーになったロープの下に下降器をセットして、ブルージックもそのまま上で下降してくることだろう
このシステムに私は魅せられた
使ってみることにする
本システムは、私が考えた「グリグリ+とミュールノットの組み合わせシステム」よりもクライミング中に余分な動きはほぼ必要なく、クライミングに集中できる
私が考えたシステムだと、クライミング中にグリグリ+の下のロープを手繰り上げる動作とミュールノットを作る動作が必要になる
余分な動作は、危険を招くことにつながることに間違いはないのである
クライミングにおいても「シンプル・イズ・ベスト」は当てはまるのである






