台風10号となる
日本へ真っすぐ上がって来ている
これも近海ものだ
どこかで東方向へ曲がるだろうから、福島県もおちおちと安心はしてはいられない
温暖化により日本近海でポンポン台風が発生するようになってしまった
2段にした上の図は、月ごとの一般的な台風の進路である(過去実績)台風は太平洋高気圧の縁を回って進む特性があるのでこのような楕円軌道を描く
しかし、今年の台風は過去の実績は通用しない発生個所と経路を描いた
過去にない日本近海での海水温の上昇が原因と思われる
左下から右上(北東方向)へ真っ直ぐに上がってきている台風は、5月26日に発生し、5月31日に消滅した台風1号である
8月13日に青森県の日本海に抜けた台風は、12日に岩手県大船渡市に上陸し、平年8月の2倍の雨をもたらした台風5号である
東北に上陸した台風としては、日本気象協会が観測を始めてから3例目となるかなりめずらしい台風であった
また、千葉県沖をかすめて通り、ゆっくりと東沖へ抜けて行ったのは記憶に新しい台風7号である
この強い台風7号が、千葉県とか茨木県とかに上陸ていたならば、福島県や宮城県、岩手県は、経験したことがない暴風雨となり、甚大な被害を被っていたと思われる
台風5号も台風7号も線状降水帯の発生の危険があると叫ばれた台風でもあった
下の図でわかる通り、この何れの台風も日本の近海で発生している
生まれたてのこれら台風は、暖かくなった日本近海からエネルギーを吸収し、勢力を拡大しながら短期間での日本に近づいて来ている
恐ろしいことである
福島県沖でフグや伊勢海老が豊漁となっていることから考えても、日本近海の海水温が上昇していることは明らかである
台風は西のもの、線状降水帯も西のものとは言えなくなってきた
今後、7月8月の台風は東北の近海ものとなりそうだ
現実は受け入れるしかない
防災対策は掛け声で終わらせない必要がある
トラックが倒され家も倒されるような想像を絶する風が吹く
一気に降る雨は、何もかも押し倒し押し流す洪水や土石流となる
そんな時のための準備は必要だが、家族、個人の命を守る手順も本気で考えておく必要がある
100年に一度とかの100年は、自然界にとってはほんと一瞬だろう
川は蛇行するのは当たり前で、蛇行のカーブに家を建てれば、いつかは飲み込まれる運命にある
移住前には鷺沼という地名のところに住んでいた
我が家は前後左右が坂となる高台にあり、洪水にあったことはないが、毎年床上浸水のところに住んでいる人たちがいた
そこは地名が示す通り昔は沼地であった
知らない人たちは、そんな土地に家を立てる
近くに菊田という地名のところがある
そこは元々、菊田川が流れていたところである
菊田公園には沼まである
水は低いところに向かって流れるものだ
大口径の下水管を地下埋設し、川を地下に逃がすまで、毎年洪水に見舞われていた
台風や洪水、暴風雨などからは少し離れるが、千葉の国道14号線の東京湾側の土地は、遥か遠くまで東京湾から無茶に組み上げた砂と貝とでできている
地震が来れば液状化で家は傾くのは当然な成り行きだ
泳いでた海もアサリが採れた海もカレイを踏めた海も、誰かに奪われた
人間とは愚かなことをする生き物である
話しを少し戻せば、人間はわかっていて扇状地に家を建てる
そこは水が流れてきて平らになったところだ
やっぱり愚かだ
土地者はそんなところに(多分)家は建てない
今なら、Google Earthで眺めてみれば、どんな土地かは見える
見なくても、沢とか沼とか川とかの地名がついたところはほぼ危ないところだ
扇状という地名はないかもしれないが
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