2021年10月27日水曜日

貧素な食事

 術後、今日から流動食が食べられるようになった

朝食、昼食と食べてきた

そして、先ほど夕食となった

水とこの流動食しか食べれないので、夕食も楽しみにしていた

提供されたものは、貧素な中で最も貧素な食事に見えた

重湯に具なしのうすい味噌スープにアイソカルゼリーなるものだ

アイソカルゼリーなるものは初めて食べた

医療用としても、介護食としても使われている高カロリー食品で、このように少ない量でも全粥一杯分のカロリーがあるそうだ

腹ぺこなので朝食も昼食も夕食も待ち遠しいが、病院の夕食時間は6時になっている

昔々の病院の夕食時刻はとても早かった

私の最初の入院経験は、若い若い頃、穂高滝谷P2フランケで滑落し、左腕を折って入院した

この時の夕食時間は4時であった

左腕は使えなくても、胃腸は元気だし、涸沢で1週間の貧相な山食しか食べてなかったこともあり、4時から消灯までは長く、1日5食にも6食にもなった

この時の入院期間は20日であった

この頃には、20日の入院期間はスピード退院と言われた

傷があるので傷が塞がってから骨をつなぐ手術となった

そして抜糸まで入院していた

当時はスピード退院と言われたが、今では考えられない長期の入院である

この時の入院も暇で暇で、玄関ホールのTVで高校野球を観ていた

この年、銚子商業が優勝した

病院の玄関ホールは大騒ぎであった

この時の優勝メンバーの篠塚和典は、ジャイアンツを1位指名で入団した名二塁手である

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