地震である
入院している慣れない病室での地震であったので、チョット緊張した
左腕にはまだ点滴がつながっている
私の病室は南棟3Fにある
かなり古い病棟で、ナースステーションがある本棟とのつなぎには段差があり、点滴スタンドを引きづって歩くには苦労をする
私を病室に案内したナースは、「病院とは思えないバリアフリー」と口に出して言っていた
入院初日に、ベッドに寝ていて気づくことがあった
この病室内を人が歩くと、ベッドが揺れるのである
最初は地震かな?と思った
前述の通り、古い病棟なので3.11のマグニチュード9.0の大地震にも耐えたのであろうが、鉄筋コンクリートの建物の床が人が歩いただけで、人が感じるほどの揺れが生じるとは、耐震性に問題があるのではないかと考えていた
そんな考えの中での地震であったので、揺れた時には緊張が走った
私の病室は、6人部屋である
話しは交わしていないが、全員が胃がん患者である
病室のカーテンの仕切りの間隔が広く、大部屋の個人のスペースとしては広い感じである
やることもなく、天井を眺めていたら、カーテーレールの吊金具の天井の止め位置が変えられていることに気づいた
その吊金具のスパンや頭の位置方向の壁に取り付けられたコンセントや酸素口の位置などを確認すると、6人部屋としては不自然な造りとなっている
この病室は、元は8人部屋として使われていたと私は結論した
何年前であったか、その趣旨は私には全く理解できないでいるのだが、政府の方針として、「病人の看護の基本は家庭にある」として、病院のベッド数を減らす政策が進められた
その結果、病院は一人部屋を増やし、ベッド数の減少を図ってきた
今回、私が入った入院部屋もこの政策のもとに8人部屋を6人部屋に改造したのではないかと考える
日本のやることは、基本線がどこにあるのかわからないことをやるように感じている
例へば、先に述べた「病人の看護は家庭にある」との政策と、「子供の数を増やす」政策や「一億総活躍社会」の政策は、これと矛盾している
【追記】
病室でもうひとつ不思議に思うというか、以前の経験(w)と違うことがある
どのベッドのカーテンも全日を通じて完全に閉じられていることである
それは患者が閉じているというより、ナースや訪れた医師さえもが閉じて行く
私はカーテンが閉じられているのが嫌で開けておくのだが、私の様子を見に来るナース達は、私が開けてあるカーテンを閉めて帰ろうとする
私の何度かの入院の経験からすると、カーテンをこれほど完全に閉じている病室の経験はない
病室のドアーは常に開放されているのだから、医師やナースの立場からすれば、通りすがりにでも患者の様子が見えるようにカーテンは開けておいて欲しいと考えるのではないかと私は思うのだが、病院側の考え方はどうあるのか?、今は私の考え方とは違っているようだ
「その後」
その後、カーテンに注目していると、
どうも、看護師も医師もカーテンが開いている方が、具合が悪い感じのようだ
奥の患者を見に来た外科医などは、何で開けてんだ?!みたいな顔を私に向けて通り過ぎた
ナースなんかも「開けておくんですね?」とわざわざ聞いてから帰る
俺、暇だなぁ〜
「その後のその後」
カーテンを閉じることについては更に不思議が?
1日24時間を通じて患者のもとにナースは、定例であっても4度は来る
患者のもとに来ると、カーテンは閉まっているから声をかけてカーテンを開けて、器具やPCが乗ったカートを押して中に入る
ここからが変だ!
全てではないが、ナースは中には行ったら、カーテンを閉じる
これは変だよ
中に若いナースと爺さんが外から見えない空間にいることになる
変態ジジイもいるからこれはダメだよ
処置をしている時であればカーテンを閉じるのは納得できるが、体温測定とか血圧測定などの時は、カーテンは開けておくべきだと思うけどなぁ〜
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