この制度の不思議さを感じた
この制度における「高額」とは、月単位であることがまず不思議である
例えば、
たまたま、月をまたいで治療を受けたとする
色々な検査が前月で5万円の自己負担になった
手術は当月となり、5万円の自己負担になった
合計、治療費は10万円の高額になった
だが、月単位の制度では、5万円では自己負担限度額を超えないとなれば、高額療養費支給対象とはならないということになる
だがこれが、(たまたま)月をまたがずに、当月に色々な検査を受け、当月に手術を受けたとなると高額療養費が支給されるということになる
高額な医療費が月の生活に負担にならないようにとの制度なんだろうが、一ヶ月単位で人は生活をしているわけではない
月をまたごうが、またなごうが、高額は高額なので、月をまたぐ、またがないかで、支給に影響すを与えるのは不合理である
今回の私の胃がんのESD手術に係る大部分の費用は一月内に有ったので助かった(w)
申請に対する手続きもおかしな点がある
その一つに一点一点の医療費計算がある
役所には高額医療費支給の該当月の医療機関や薬局などの単位毎の詳細な集計情報が届いている
であるのに、
当事者に(私に)、医療機関や薬局毎の支払額を記入させる書類が存在している
わかっていることを、明らかになっていることを、また一つずつ書かなければならないのは、手間だし、面倒だし、非合理的である
それも、役所にある詳細な集計情報と、私に持ってこいて言われて持ってきた医療費等の領収書にある支払額とか微妙に食い違っている
場合によっては、その額は低かったり高かったり、同額であったりする
一つずつ書かなければならない書類には、役所が持っている情報の金額ではなく、私が待ってきた領収書の自己負担額を書くとのことだ
何故、役所が持っている情報と領収書の自己負担額が違うのか?と、その理由を聞いてみると「点数計算」で違っているとのことだが、質問の解答にはなっていないようだ
そんなであるが、市民課の窓口担当者はとても親切に対応してくれた
私も、嫌味を言ったりはしないで、担当者の言われるままに対応した
手続きは全て完了し、席を立とうとしたところ、担当者が本件と全く違う話しをし始めた
その方は、私の家内のことをよく知っていた
昨日のNHK福島の放送に出ていたとも話された
私もその方の話しに応じて、私からも絵手紙サークルのこととか、何故、家内がTVに映し出されていたのかの説明もした
役所から出てきて、ふと思った
私はその役所の方に会ったことはない
「あの方は、私の姓名から、よく家内へつながったものだ?」と頭をひねった
買い物先に家内を迎えに行き、車の中でこの経緯(いきさつ)を話した
家内の判断によれば、
ひとつに、私達の名字は全国的にはそれほど珍しい名字ではないが、この地では聞くことがとても少ない名字であること
二つ目は、我々は(良い意味で)結構ここでは自分達が感じている以上に有名人であるとのことだ
確かに、我々は変わっている、少し違っているかもしれない
田舎と言っては失礼になるかもしれないが、「変わったこと」、「違ったこと」、「変化」があると、その情報の拡散はここではとても早い
我々、我々の生活、我々の言動は、その変わった、違ったことの一つであることは確かなようだ
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