還暦を境に私を取り巻く環境は大きく変わった
団塊世代の私の60年は、戦後復興の中に生まれ、経済発展の渦の中で育ち、競争社会の中で生き、物にあふれ、産業発展の中で仕事に追われ、しかし平和で豊かな社会の中で暮らしてきた
自家用車は何台も乗り継ぎ、一戸建て住宅に住み、好きなものを食べ、好きなものを着て、趣味を活かした豊かな生活を過ごしてきた
恋愛をし結婚をし、祝福され、子供も授かる人生を過ごしてきた
しかし、私の還暦後の17年は全く違った
東日本大震災の大地震に襲われ、原発事故により飛散された放射能におびえ、北へ西へと逃げ回り、政府と東電の無責任な言動に翻弄され、コロナパンデミックにおびえ混乱し、自身もコロナで苦しみ、身内も家族も自身もがんの苦しみと死を経験し、自己中心で排他的な人類は地球を傷め続け、熱波や寒波、大洪水や水不足などの地球温暖化の激動の中で暮らしている
先の社会に不安を感じ取った若者たちは世代を繋ごうとしない
この先、考えもしなかった戦争に苦しむ生活が待っているのかもしれない
21世紀は格差社会が極度に進んだ苦しみの世紀となった
政治・経済のみならず、世界の多分野の多くのリーダーは狂っている
今にして思えば、幸も不幸も運でしかない
運に法則はない
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