2025年2月5日水曜日

今回の発熱で学んだこと

 発熱は感染に対する反応として体の自動体温調整機能が正常よりも高い温度に再設定されたことによって起こる体温の上昇であって発熱自体は病気ではない

また、発熱はウイルスや細菌などから体を守る生体防御反応と言われている

したがって、解熱剤を使い発熱の熱源を閉ざして熱を下げる行為は感染症の治療とは逆行する行為となる

体温が上がっていく時に体はガタガタと震え熱を作り出そうとする

体から熱を逃がさないよう血管は収縮して手は冷たくなる

この時には、熱を体外に放出させないように体を包むなどの対応が必要となる

ここまでは誰もがこうする

次が問題なのだ

発熱により体温が上がり切った時の対応を間違う

温かく体を包んだままにすると熱は体から放出されず鬱熱(こもり熱)状態となる

2日前の夜に39.5℃の体温が続いた

熱がこもっている気がしたので着ているものを脱ぎ、上半身裸になった

39.5℃あった体温は10分後に0.7℃下がり体温は38.8℃となり、2時間後には更に1.5℃下がり体温は37.3℃となった

生体防御反応を司るところに手は加えてない

体を包んでは熱の放散を妨げるとわかった (今さらだが)

体を包んでは発汗も阻害しているかもしれない

今朝も自分の体で試してみた

長袖Tシャツの上にフリースとヤッケを着てソファーに横になり、薄手の毛布を2枚重ねて体にかけた

感染症による炎症はまだ続いているので、体は発熱し体温は37.0℃となり暑く感じた

その後、ソファーから抜け出て、ヤッケとフリースを脱いで椅子に腰掛けた (室温は22℃)

10分後に体温を測ってみた

0.5℃下がり体温は36.5℃となっていた

今も体の中では生体防御反応の炎(発熱)は燃え続けている (炎症は治まりつつあり高熱とはならなかったが)

それを包んでしまえば、こもり熱となり体温は上がってしまう

熱の放散を妨げなければ体温は下がる

発熱が起こった時の体温調整は単純に考えれば良いと分かる

寒くなったら着る、暑くなった脱ぐ!

解熱剤に頼らなくともこれだけで体温調整は効果的にできる

だが、解熱剤は解熱作用だけでなく鎮痛作用もある

今回の新型コロナウイルス感染症では、喉の痛みが激しく、唾を飲み込んでも痛い

解熱剤のカロナールを飲むと本来の体が備えている生体防御反応の炎を抑えてしまう結果となり、飲まなければ痛みを抑えることができないというジレンマに陥った

今は、喉の痛みには耐えられないので、カロナールは、朝・昼・夜と一日に三度服用している

かなり熱は下がって来ているが、体はまだ新型コロナウイルスと闘っているようで発熱はある (生体防御反応の炎は燃えている)

体温は着たり脱いだりして調整している

闘ってくれている炎の君(?)に負担をかけぬように安静に過ごしている

頑張ってくれ!!

p.s.

発熱の放散を効果的に行うには36℃程度のぬるま湯に浸かるという方法は理にかなっているとは思うが、そこまでやる必要はないと思う (ゾクッとしてやる気も起きない)

感染症などが原因で体は発熱しかなり高温になっている

室内が24℃位なら体温との温度差はかなりある

裸ないし薄着になれば、熱の放散は図れる

体を濡れタオルで拭いても気化熱作用で体から熱を奪う (冷水タオルでなく温水タオルで拭くだけで良い)

基本的には熱中症患者への対応と同じだと思う

0 件のコメント:

コメントを投稿