2026年6月3日水曜日

手術決定

 形成外科の外来通院で本日、4度目のデブリートマンを受けてきた

壊死創の傷口周りに盛り上がった土手のように見えていた組織も削り取られた

医師の話によると、これはカサブタであるそうだ

この周りの盛り上がった所を削り取る処置のためであったのか、今日のデブリートマンはかなり痛かった

妻の話によるとは、金属の耳かきの大きな形のもので削ぎ取っているそうだ

私はうつ伏せになっているので見えない

前週の通院時に予約の話しが出たとおり、本日の通院で植皮の手術日が決まった

ただ、この手術日を決めるにあたっては、医師も看護師も入院日の調整にかなり苦労をしていた

手術の日程は組めるのだが、ベッドが空いていないのだ

20日以上先のベッドも空いていなかった

この状況を私の担当医師はなげいていた

形成外科の場合、特に顔などの創傷は早く処置をしないと固まっていってしまうと自身の顔を指で示しながら話した

緊急患者は(ここでは)どうするんだろうとも言っていた

私の担当医は、浦安の順大病院から来て間もない

そんな日程調整中に、患者から手術の中止を求める話しが看護師から伝えられた

その話を聞いた医師は、ボサボサに髪が伸びた頭を抱えてボヤいた

おそらくこの手術計画もやっとの思いで組んだのだろう

私の方は、医師にも無理な日程を組んでもらい、当日朝の入院で、当日の午後の手術となった

診察室に私が居た時間を考えると、壊死創の処置や手当て・手術の説明に費した時間よりも、入院ベッドの確保に費した時間の方が長かった

30分は診察室に居ただろから、次の患者は待たされてイラついたことであろう

医師の本来業務の時間を奪うことにもなった

そんな無理な手術日程を組み、やっと取れたのは個室のベッドであった

それでも、どのベッドが空くのかわからないようであった

個室は2ランクあり、入院当日でないと、どの部屋になるかもわからないそうである (7,700円/18㎡、11,000円/20㎡)

11,000円の個室は、北棟外れの温泉風呂付きの個室だと思う

手術後の1週間はまったく動くことはできないので、温泉付きであろうがなかろうが、私にとって風呂は用なしなのである

壊死創の大きさは6×4cm+3×2.5cmと判断された

切り取る移植用皮膚の大きさを決めるための大体の目安だそうだ

移植の皮膚は脚の付け根(鼠径部)から取るそうだ (採皮)

ラグビーボールのような菱形で切り取るそうだ

鼠径部の皮膚はダブついているので、切り取った後は、傷口を覆い隠すように両側を引き合わせて縫うことができるそうだ

その切り取った皮膚を2つに分けて、2つある壊死創の傷にペタっと貼り、その後はここも合わせた移植皮膚がずれないように周りの皮膚と合わせ縫うようだ (全層植皮)

要するに「パッチワーク」をイメージすればわかりやすい

パッチワークは色違いの布を合わせ縫いするが、植皮の場合は、自らのなるべく違わない皮膚を合わせ縫う

自分以外の皮膚は、免疫の働きによって拒絶反応が起こるため生着しない

中間でどのような方法を取ろうが、最終的には自分の皮膚を使うしか移植方法はないそうだ

切り取るところ(採皮部)も壊死創のところ(植皮部)も局所麻酔で手術は行うと説明された

術後は痛むそうだ

医師の話しは、壊死創の術後の痛みを指していたように思えるが、ChatGPTの話しでは、貼り付け終えた植皮部からくる痛みよりも、切り取った採皮部からくる痛みのほうが強いとも言っていた

壊死創に植皮した後は、包帯で固定し、その包帯はそのままにして1週間は外さないそうだ

全層植皮後の固定は、移植した皮膚を確実に生着させるために非常に重要な処置となる

固定法としては、タイオーバー(Tie-over)という植皮片の上にガーゼやスポンジを乗せ、周囲の皮膚にかけた糸を縛って俵状にし、圧迫する固定法や、局所陰圧閉鎖療法(NPWT)という専用のドレッシング材と機器を用い、陰圧(掃除機のように吸う力)をかけることで、皮膚を密着させる固法がある

タイオーバーの固定法は最も一般的な方法のようだが、前述のとおり、主治医は包帯で固定するとの説明でしかなかった

植皮後は、その皮膚が壊死創の土台になじませる(生着)ために、植皮ヶ所を動かさないことが大事になる

アキレス腱を挟むようにある2つの壊死創は、足首にあるので動きやすいところとなる

この入院1週間は、動かさないように注意して過ごす必要がある

生着の良否は、傷の状態、手術の成否は勿論のことだが、患者のこの術後1週間の過ごし方にもかかっていると言える

しかし、この「動かしてはならない」という過ごし方が一番つらい過ごし方でもある(※-1)

これが1週間も続く

この術後入院1週間は、シャワーも使えず、上半身を拭くだけになるそうだ

1週間後に包帯を解いて状態を確認すると説明された

前述のとおり、ベッドの空きがない関係から医師も無理な日程を組んでもらっており、包帯を解くこの日は、他病院(県立福島医大)へ行っているが、帰りに寄ると言っていた

植皮の生着が上手くいってないようなら再手術はできず、自然回復を待つ保存療法となると言われた

植皮の生着成功率は80%とも説明された

成功すれば、その後は退院して自宅療養となるようだ

入院期間は、1〜2週間と言われた

今日から数えて手術は13日後になる

13日間は長い

手術までの間に、1週間後の外来通院で5度目のデブリートマンを私の希望で入れてもらった

入院直前にもデブリートマンの処置を加えたほうが、植皮の生着成功率は上がると考えた

手術が決まり、一歩前が見えるようになった

怖さもあるが、希望もある

アレヤコレヤと色々な思いが頭の中を駆け巡るが、「自分ではどうしようもないことは考えない」ことにした

いま自分ができることは、いつも通りに、壊死創の細菌感染に最大の注意を払い、傷を洗い、組織の育成を促す薬を塗り、傷を保護することにある

形成外科での本日の処置後は、入院する前の基本的な検査を受け、入院事務手続きを終え、1週間分の壊死創の手当ての薬と痛み止めの薬を受け取り、妻の運転で帰宅した

帰宅したら、愛猫と愛犬が揃ってお出迎えをしてくれた

※-1:植皮部を動かさないでベッドで過ごす方法について昨夜、色々と試行し考えてみた

クッションを使う方法が良いようだ

植皮の左脚の膝の下に、または両膝の間に挟んで過ごすと、左足首部に負担をかけずに済みそうであった

入院に際しては、家からクッションを2つほど持っていくことにする

5月13日までの前回の入院では、ガーゼと包帯で保護されているとはいえ、その下の壊死創に当たったり、重い布団が乗ると痛みは強く出る

それを避けるために電動ベッドの足元をくの字に上げ、その頂点に曲げた膝を乗せ、左脚は曲げた状態にして日中も夜もそうして過ごして来た

しかし、寝る時には平らな状態で横になる方が、人間は一番眠りやすいとわかった

今度の入院では、特に術後の植皮部は、生着成功率を上げるためにも動かしてはならないので、植皮部に負担をかけない状態を保持する必要がある

また、動かしてはならない期間が1週間と長いので、快適に過ごせる・眠れる環境も整える必要がある

その両面を考えると、ベッドは平らにして眠りやすさを確保すると共に、クッションを使って植皮部がある足首に負担をかけないようにして過ごして行くつもりである

気を紛らせる為のデータ通信の確保も考えてある

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