2020年10月27日火曜日

汚染水の処分

TBSニュースより
 日本政府が処理水と呼ぶ、福島第一原子力発電所にたまり続けているトリチュウム処理水(汚染水)の処分について、政府は相変わらずに海へ放出する方針である

海洋放出は国民の反対を受け、今月中の決定はできず、来月に持ち越しとなった

トリチュウム汚染水は安全だと言う

それ程に安全なら、東京湾にでも流したらどうなんだろう

福島第一原子力発電所が生んだ電力は、東京で使われていたのだから、そこから生まれたトリチュウム汚染水も受け入れたらよい

そうなったら、福島県民の反対の声の何十倍にも反対の声が、東京では上がることだろう

俺たち、私達をなんだと思っているんだ!と言って怒るだろう


私達は、リタイア後の生活を福島の地に移した

私は、千葉県に生まれ、千葉県に長く住み、東京都での仕事を長く続けた

私達夫婦は、リタイア後、都会での生活を選ばず、田舎での生活を選んだ

その選択は間違いではなかったが、思わぬ事が起こった

それが、福島第一原子力発電所の事故である

私は今でも、この事故は人災であったと思っている

国会事故調も人災と言い切っている

24時間、365日、10年間、我が家のリビングルームでは、線量計が回り続けている

田舎暮らしの生活を楽しんではいるが、この10年、放射能汚染は頭から離れたことはない

そんな私達の生活に、東電からも日本政府からも、何んのお詫びも補償もない

ドカンと、空にチラした放射能汚染のゴミは、東電のものではないとも言う

こんな無責任社会の中、10万円の補償を求めて戦っている方々いる

立派なことだ

頭が下がる

幸いにも(そう言わせてもらう)、当地の放射能汚染はひど過ぎる状態にまではならなかった

汚染雲は、北西に流れ、福島市から東北自動車道を南下した

我が家は避けて通った

それでも、車中泊で回った北の端、南の端、東の端、西の端で測った放射線量の値と比べると、我が家の放射線量は10倍以上も高い

政府の言っていた自然放射線量はまやかしである

我々は一時的には、愛犬、愛猫も一緒に岩手まで逃げて生活したが、しばらくして、私達が努力して作り上げた田舎暮らしの地に戻ることができた

家内は、小さな園芸用のシャベルで家の周りの土を削って、土嚢に詰めて地中に埋めた

東電も政府も、そんなことは知ろうともしないし、気にもかけていない

前述の通りの汚染水の問題、未だに立ち入ることもままならない高濃度汚染地帯、生産品の汚染、風評被害、住民の被爆問題も消えてなく、福島第一原子力発電所の事故は、まだ終わっていない

ヘリコプターで飛んで来て、1時間この地に立っただけでは、福島県民の立場は理解できない

そう、理解できない!という前提のもとで、理解ある対応をとってもらいたい

政府が言うところの「トリチュウム処理水」も!

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