2020年10月27日火曜日

アップルスープ

 2日前だったか、シンクの上に小さな紅玉(コウギョク)が4つ入った袋を目にした

朝食に、家内がアップルスープを出てくれることが予測できた

そして、今日の朝食に出てきた

今朝のアップルスープは、ちょっとアレンジされていて、ヨーグルトが加わっていた

このアップルスープは、我が家の定番メニーとなっている

アップルスープの作り方は、至って簡単である

紅玉の酸っぱいリンゴを、3〜5ミリ厚くらいに薄く切り、砂糖を加えて水で程よく煮るだけである

酸味と甘みが程よく絡み合って、とても美味しい

このアップルスープは、42年前、家内とノーポーター、ノーガイドでネパールのジョムソン街道を、全ての荷をそれぞれが背負い、弥次喜多道中で歩いた時に覚えた料理である

このスープを食べる度に、家内と歩いたネパールトレッキングを思い出し、良い気分にさせてもらえる

トレッキング前には、富士山にも2度登り、高所に慣れる訓練登山も行った

最初の富士登山だったと思うが、家内は富士山山頂で高山病の症状が出て、山頂に横済みにされたブロパンボンベの上で、家内は横になって寝てしまったことなどを思い出す

結婚5周年記念にもなるこのネパールトレッキングは、上司の反対を押し切り、私は正月休みを挟んで、その前後にそれぞれ1週間づつの休暇を取り、家内は仕事を辞めての旅行であった

しかし、二人とも前述の通り、チョット仕事は無理をしたし、準備も楽しくはあったが大変だったし、旅行中もハプニングが続いたりで、貧民旅行は大変だったのだが、今思っても、価値ある旅行のひとつであったと思う

現地のトレッキングを見ていると、夫婦二人の、それも若い夫婦二人だけの旅人は我々だけであったような気がする

若い夫婦二人だけの旅行者は、現地の宿にも、人にも暖かく向かい入れられた

家内は宿(今も忘れない「ビナロッジ」)の娘(名はビナ)と、家内はサロペットなどと、娘の普段着のサリーや、現地の着丈の短いブラウスと交換をしたりしていた

最終到着地のジョムソンでは、私はヤクの毛で編んだセーターを着て、家内はネパールブラウスとサリーを着て、ノースランドホテルの前で、二人腕を組んで記念写真を撮った

現地ネパールでは、カマドは神聖なものとされていて、外部の者に貸すことはないのだが、ビナロッヂで家内は、夫の私に卵焼きを出したいと交渉をして、カマドを貸してもらったことなども思い出される

大カリガンダキ河では、右岸に渡る渡渉点がわからなくなり、腰に牛刀を差した荒くれ風の男たちと一緒に、狭い掛子屋の中でお茶を飲んだことも、鮮明な記憶として残っている

とにかく、ネパール弥次喜多道中は、思い出となる出来事を多く生んだ!

旅とは良いものだ

特に若い時の旅は、その後の人生の糧になる

0 件のコメント:

コメントを投稿