2020年10月10日土曜日

エンジンかからず(Ⅴ)

 回った!

セルモーターが回り、エンジンがかかった

やった!

今回も私のねばり勝ちだ

私の考え通り、エンジンストップモーターの永久磁石のS極・N極の位置関係が正しくなかった

エンジンストップモーターの整備は正しく行ったのだが、ただ一点、永久磁石を貼り付ける際、S極とN極を逆に貼ってしまったことが原因で、私をこれだけ悩ませ続けた

今朝は寝ていられなかった

バックホーの不動が頭から離れない

エンジンストップモーターの永久磁石の位置は、本体から外さなくてもカップを180度回すことによって、S極とN極を逆転することができる

ベッドの中でウズウズして、4時半には起きてしまった

外はまだ真っ暗で、少し明るくなった5時50分に、ツナギに着替えバックホーの格納庫に向かった

ドライバー1本で、カップのビス2本を外し、カップの位置を180度回転し、元のビスで止めた

イグニッションキーを回した

セルが回り、勢い良く愛機のエンジンはかかった

私の思った通りの問題を解決したことにより、愛機は機嫌を直してくれた

今日は祝杯だ!

エンジンストップモーターを組み直す時、永久磁石の極性位置は気にしなく貼り付けてしまった

これがそもそも間違いであった

考えてみれば単純なことで、S極とN極の位置によって初期のモーターコアの位置は決まってしまう

コアに連動した円筒オームギアーがマイクロスイッチをON・OFFさせているカムに連動している

なので、S極とN極の位置が違っていたら、マイクロスイッチの接点位置も違ってしまう

次のことも、私の考えはあっていると思う

このエンジンストップモーターは、燃料噴射ポンプのコックを機械的に開け閉めする機能とともに、電気的に、セルモーター側へ燃料噴射ポンプの位置情報を送っていると考える

でなければ、燃料噴射ポンプのコックが機械的に開いただけでは、セルモーターは回らないと思う

逆に言えば、エンジンストップモーターが燃料噴射ポンプのコックの位置を知らせていないとするならば、燃料噴射ポンプのコックが、開いていようが閉じていようが、その位置に関係なく、エンジンがかかる・かからないにも関係なく、セルモーターは回るはずだと思う

今、講釈はいい!

とにかく回ってうれしい!

【追記】

マイクロスイッチも問題はなかった

(なんだょ!なんだ)

テスターを使った導通テストは、マイクロスイッチの端子と、コネクター端子の間でチェックした

ひとつの端子の導通がなく、マイクロスイッチの溶着、接触不良と判断した

まさか、導線が被覆内部で切れているとは思わなかった

不良と判断したマイクロスイッチを、単体でチェックしてみた

導通に問題はなかった

マイクロスイッチは壊れていなかった

あぁ〜

659円を、無駄に使ってしまった

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