2024年5月20日月曜日

紙一重

 全米プロゴルフ選手権(第106回大会)の最終日も楽しませてもらった

伸ばし合いの試合は見ている分にはとてもおもしろい

LIVツアーに移籍したブライソン・デシャンボーが特におもしろくしてくれた

デシャンボーは、最終18番でバーディパットを決めてトップを走るザンダー・シャウフェレの20アンダーのスコアに並び、練習場で2組後のシャウフェレの上がりを待った

シャウフェレも負けず、最終18番でバーディパットを沈め、最終日最終ホールを1打差で勝利をおさめる最高の形で自身との戦いを締めくくった

ザンダー・シャウフェレは、念願のメジャー初制覇となった

5億円を超える優勝賞金もすごいが、それ以上のものを手に入れただろう

素晴らしい試合であった

しかし、この結果は紙一重でもあった

シャウフェレの263打目(最終18番最終パット)は、左カップの縁からくるりと回って入った

左へ1cmズレていたら、いや5mmのズレでも入らないパットであった

そうなればデシャンボーとのプレーオフとなる

同スコアで上がってきた2人のことを考えれば、実力・気力とも同じと考えられる

単純に考えると優勝できる確率は50%となる

ブライソン・デシャンボーの264打目の「ポトリと入ったパット」は驚きで、

シャウフェレの263打目の「くるりと回って入ったパット」も驚きだが、

この結果を生んだのは、この紙一重の一打であった

この「一打=2億円以上」のようです

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