2021年11月8日月曜日

発熱外来

 4日の木曜日、37.4℃から始まった発熱は、日に日に体温は上昇し、2日後の6日の土曜日には、体温は40.0℃まで上がった

10月25日の胃がんのESD手術から12日と間がなく、人口潰瘍の傷口のことを考えると、解熱剤は使えないと思えた

しかし、6日土曜日の夜10時になっても40℃弱の熱は続いていた

24日木曜日の夜、25日金曜日の夜と二晩続けて眠れない長い夜を過ごしている

更にここに来て、40℃弱の高熱の状態で眠れぬ夜を再び過ごすことは危険であると考えた

家内と相談をして、胃がんの手術を受けた病院の緊急外来に救いを求める電話を入れた

緊急外来の看護師の話によれば、来てもらって良いのだが、診察後、解熱剤が出るのでそれを持って自宅に帰ってもらうことになると言う

緊急外来では、私が考えていたような治療は受けられないとわかった

電話の向こうで看護師は、自宅に解熱剤はないかと問いかけてきた

私と家内は、自宅にあるたけの解熱剤を探し出した

1ヶ月前の通風発作に使った鎮痛消炎剤の残りがあった

しかし、座薬のボルタレンサポ25mgもロキソプロフェン60mgも胃に負担がかかるので使えないと言うことであった

最後に、家内がカロナール錠200という薬を探し出してきた

これは、家内のコロナワクチンの2回目の摂取の際、発熱対応の為に処方されていた解熱剤である

これが、服用していなかったので、6回分まるまる残っていた

そのことを緊急外来の看護師に話すと、その解熱剤なら胃への負担は軽いので使えると言う

こちら(緊急外来)に来ても、同じカロナール錠が出されて自宅に帰ることになると再び言った

今日の当番医は整形外科の先生だが、明日の当番医は消化器内科の先生なので、こちら(緊急外来)に来るのなら明日の方が良いとも言った

今夜はこちらに来ても同じなので、手持ちのカロナール錠を服用して熱を下げる努力をしてくださいとのことであった

6日の土曜日の夜は、緊急外来の看護師の指導に従いゼリー状の物を食べてカロナール錠を2錠服用して床に就いた

しかし、眠れなかった

日が変わり、7日、日曜日の朝4時の体温は少し下がったものの38.9℃であったし、朝6時の体温は38.3℃であった

でも、6時以降はチョット眠ったようで、気がついたら時計の針は朝の8時を指していた

ベッドから抜け出し、家内によって薪ストーブが焚かれたリビングルームに移動し体温を測ってみた

驚いたことに体温は36.5℃を示していた

信じられず、別な体温計も使って測ってみた

ほぼ同じの36.6℃の値を示していた

平熱に戻っていた

だが、だが、これは続かなかった

体温が40℃に上がることはなくなったが、37℃台前半の体温は、7日の日曜日夜まで、下がることもなく、上がることもなく続いた

明日8日月曜日の朝まで、この微熱が維持できれば、月曜日午前中には病院で診察が受けられ

今夜、熱が上がらないようにするため、飲むゼリーとカロナール錠を2錠、枕元に用意してベットに潜り込んだ

熱は低いので今夜は眠れるかな思ったが、やはりさっぱり眠れず、NHKラジオの深夜便は完全聴取となった

8日の月曜日、電子時計の針が朝8時30分を指すのを待ち、病院の予約センターに電話を入れた

熱があったのであれば、発熱外来に行ってもらうとのことであった

ESD手術の1週間の入院を終え、10月31日の土曜日に帰宅後1度の排便の後、今日(8日の月曜日)までの8日間、人口胃潰瘍の治療薬であるタケキャブ錠が原因で便秘が続いていたが、本日(8日の月曜日)病院に向かう前に自然排便があり、その後、体温は平熱の36.4に下がった

病院に到着後、発熱外来の受付で平熱に下がっていると告げ、その時実際に測定した体温も36.6℃であったのだが、これではだめで、院内にも入れず、屋外のベンチで待たされることになった

入院前の10月19日にPCR検査は受けていて、陰性であったと告げたが、これもだめであった

その後、面倒な長い聴取を外のベンチで受けて、特に問題はないと言いながらも、PCR検査は受けてもらうことになると言われた

PCR検査を受けた後、今日、診察はしてもらえるのかとたずねたところ、PCR検査の結果は明日になるので、今日は診察できない、陰性が証明されないとクリニックの建屋に入ることもできないと告げられた

便秘がひどく、原因不明の高熱にもなっていたので、いま止めている人口潰瘍の治療薬の代わりとか、解熱剤のこととか、下剤なことを医師に相談しなければならないのだと食い下がった

担当者は、この私の訴えを理解し、再び消化器内科ヘ交渉しに行ってくれたが、診察を受ける許可は出なかった

家内も病院のルールに従うと、折れた

いま、熱がある訳ではないが、仕方がなかった

PCR検査を受けるため、家内が運転する車で第2病院へ向かった

第2病院へは家内は入れず、私ひとりで入った

受付で、PCR検査結果は明日の何時に連絡をいただけるかと確認してみた

明日の夕方になるとの回答であった

それでは明日に診察を受けることができない

今日の診察もできず、明日の診察もできないとなったのでは、熱も高くその解熱剤も底をつき、便秘も長く続いていて、人口潰瘍の治療薬も止めている状態を長く続けることはできないと訴えた

受付の方からは、これから会う医師に相談をしてくれと答えた

第2病院の広いロビーに入ると、私を含めて3名の患者がPCR検査の順番を待っていた

座る席が指定され、3人はものすごく離れた席に座ることになった

見たところ、看護師2名、医師1名の対応のようであった

先に診察があり、10月24日の胃がんESD手術の為の入院から今日までの経緯を、今日の朝に用意したメモを見ながら、初めて会う担当医師にわかっていただけるように注意しながら説明した

診察に当たった〇〇医師は、途中で一言「タケキャブは止めてはいけない」と言ったが、その後は、私の説明を根気よく聞いてくれた

私がタケキャブ錠を6日の土曜日から今日の朝まで3日間止めている理由についても、途中で意見を入れることもなく聞いてくれていた

また、前述の通り、私が受付で診察を受けるまでそんなには待てないと言った内容についても説明した

その件については、医師の脇に立ち、私の話にうなずきながら聞いていた看護師から医師へフォローがあった

その看護師は〇〇医師に、「PCR検査を至急にして、今日中に検査結果を出すのが一番手っ取り早い」と言った主旨の話をした

〇〇医師もこの看護師の提案を受け入れ、今日中に検査結果を出し、今日中に私へ電話連絡を入れることを約束してくれた

また、私には、検査結果が陰性であることを前提に、予約センターに電話をして、明日の消化器内科の予約も取ってしまったら良いとの提案もしてくれた

その後、PCR検査を受けた

10月19日の入院前のPCR検査とは大分趣は違い、厳格な体制となっていた

医師も看護師も頭から下まで完全防御の服装・装備だし、PCR検査の患者との位置関係は広いし、マスクから鼻を出した患者の顔の前には、機器に繋がった吸引ポンプが回っていた

ここ第2病院出る際にのトイレを使用した

トイレの壁に、使用後は看護師に連絡することと記されていた

その通りに看護師に連絡をしたら、看護師が掃除に入ることになった

家内が待つ車に戻り、先ほど、医師や看護師が努力してくれたり、提案してくれたりした通り、明日の消化器内科の診察予約を取ろうと予約センターに電話を入れた

電話の前に家内とチョット話をして、PCR検査のことは話さずに、明日の診察予約を取ろうとした

悪知恵はうまく行かないもので、今日の朝、応対してくれたオペレーターに当たってしまい、誤魔化すことができず、「PCR検査が陰性であることを前提にして予約を取りたい」と正直に話した

オペレーターは同情の言葉を告げながらも、ルール上、陰性が証明されない限り予約は取れないと告げられた

仕方がない、今日遅くになっても結果は連絡してくれると言ってくれていたので、明日の朝一番で予約を取ることにした

しかし、本日の夕方の4時に直接〇〇医師から電話連絡が入った

PCR検査は陰性だったので、今からでも予約センターに連絡できると言ってくれた

直ぐに予約センターに連絡を入れ、消化器内科の私の主治医の予約時間が決まった

高い熱とひどい便秘に悩まさらていた私は、11月5日の金曜日にクリニックの消化器内科に電話を繋いでもらい、医師に解熱剤および下剤を使用してもよいかと聞いてくれとお願いしたが「電話では答えられない」と言われ、6日の土曜日には、40℃にまで上がった体温に恐怖を覚え、救急外来に電話をしたところ、来てもらってよいが、薬を出すだけ帰ってもらうことになると言われ、今日8日の月曜日には診察を期待していたが、PCR検査を受け、陰性が証明されない限りクリニックの建屋内に入ることさえ許されず、第2病院ではPCR検査は明日の夕方になると言われ、予約さえ取れない状態にまでなりそうであった

だが、予約センターのオペレーターも、救急外来の看護師の〇〇さんも、今日、現在の私の状態を入念に聞き取る青年も、第2病院の受付の方も、看護師も、〇〇医師も、会計の方でさえも、皆んなみんな本当に優しく親身に接してくれた

まとめると(w?!)

誰もが優しいが、全体となると冷たい!

これが今回感じた病院の印象である

どこか、そんな国もあったような・・・

私は今この時も、ひどい便秘、高い熱、痛みの激しい通風の三重苦にさらされている

何も高い望みはない

ただただ、今夜、ゆっくりと眠りたいだけである

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