旭化成ファーマのHPより |
薪ストーブに火を入れ、コーヒーを入れて飲んだ
排尿(尿の出にくさ)を改善するために処方された薬の「シロドシンOD錠4mg」を服用し始めて今日で4日になる
この薬の効果は直ぐに表れて、排尿がかなり楽になった
楽になったのは良いのだが、これほど効く薬の「作用と効果」、また「副作用」が気になるし、排尿改善のメカニズムを知りたくなるところである
まず、この薬の「作用と効果」を調べた
「薬にしおり」には、次の通りの説明がある
「尿道や前立腺のα1A受容体を遮断し、尿道内部の圧力を下げることで、前立腺肥大症に伴う排尿障害を改善する。通常、前立腺肥大症に伴う排尿障害の治療に用いる。」とある
続いて、このシロドシンOD錠4mgなる薬の副作用を調べることにした
副作用は次の通りである
注意すべき副作用として、次の項目が上げられていた
「射精障害、逆行性射精、口渇、トリグリセリド上昇、インポテンス、尿失禁、胃不快感、下痢、軟便、便秘」とある
不思議なことに、泌尿器科の医師が副作用として説明したのは「血圧降下によるめまい」であったが、くすりのしおり等の説明の中には「血圧降下」の副作用は記されていなかった
逆に、最近のα1受容体遮断薬は、血圧を下げてしまう副作用はないと説明されていた
私は胃がんのEDS手術後、間がないので、「胃の不快感」は気になるところであるが、今のところそれは感じていない
また、制酸剤のタケキャブ錠では、便秘に悩まされ続けたので、副作用の「便秘」は気になるところではあるが、今のところこの副作用は出ていない
タケキャブ錠の代わりに処方されたネキシウム20カプセルの副作用に下痢があり、これにシロドシンの副作用である軟便が加わったのではたまったものではないが、これも今のところ排便に大きな不具合は感じていない
尿失禁もない
トリグリセリドの意味は分からなかった
調べたところ、中性脂肪のことであるようだ
これが上昇しているか否かはわからない
口の渇きは感じられない
射精障害やインポテンスにも影響を及ぼす
射精障害逆行性射精とは、正常なら射精時に閉じているはずの膀胱の一部(膀胱頸部)が開いたままになり、精液が膀胱に逆流する現象だそうだ
続いてシロドシンOD錠4mgによる排尿改善効果のメカニズムについて調べてみた
図-1の「畜尿、排尿の仕組み」をまず理解すると、シロドシンOD錠4mgによる排尿改善効果は分かり易い
シロドシンという薬は、「α1アドレナリン受容体遮断薬」といわれる薬である
まずアドレナリン受容体とは何かを知る必要がある
アドレナリン受容体とは「アドレナリンなどによって活性化される受容体で、主に心筋や平滑筋に存在する」とある
では、α1アドレナリン受容体(*-1)とは何か?
「アドレナリン受容体は、現在α1、α2、βの三種類と、更に3つずつのサブタイプに分類される」とある
α1とは何か?
「α1(α1A、α1B、α1D)は、血管収縮、瞳孔散大、立毛、前立腺収縮などに関与している」とある
α1サブタイプのα1A、α1B、α1Dとは何か?
「α1Aとα1D受容体は前立腺の平滑筋と膀胱頚部平滑筋に存在し,α1B受容体は血管平滑筋に豊富に存在する」とある
ここで振り返ると、私が服用を始めたシロドシンOD錠4mgなる薬は、薬のしおりに記載された作用によると、「α1A受容体を遮断する」とある
では、α1A受容体を遮断するとどうなるのか?
前立腺平滑筋に対する交感神経(*-2)の緊張状態を抑え(図-1の右図を参照)、前立腺を弛緩させ、その結果として、前立腺の尿道に対する圧迫を軽減する効果を生み出すことになる
結果、排尿障害の緩和につながるというわけである
前述の通りの副作用は気にならないわけではないが、今のところ問題になるところはないと思えるし、排尿改善効果は得られているので、シロドシンOD錠4mgの服用は、効能の方が勝るのではないかと考える
年末年始にかかって来るということもあるが、シロドシンOD錠4mgを50日間飲み続けた後、年明けにSPAの測定とMRIによる画像診断が予定されている
11月16日の初診では、医師ははっきりとした診断結果は出さなかった
医師の話の内容は、前立腺がんを前提とした説明とも受け取れるし、前立腺肥大を前提とした説明とも受け取れる
おそらく、両方を前提とした説明であったのだろうと思う
次回の診察で、年齢も加味した治療方針が出るのかもしれないし、生検をやってみようとなるかもしれない
分からないことを考え過ぎても意味がない
その時になったら考えよう
次のゴルフでボールを曲げないスイングはどうすべきかを考えて過ごそう
また、庭木の枝の剪定もあるし、畑のトマト、ナス、キュウリのパイプも片付けなければならない
管理機もきれいにして倉庫にしまおう
12月に入ったら薪ストーブの煙突掃除も行う必要がある
色々と本格的な冬が来る前にやっておくことはこれ以外にも沢山ある
そうだ、2台の車のタイヤを冬用に交換する必要もある
*-1:受容体 (ウィキペディアより引用)
受容体とは、生物の体にあって、外界や体内からの何らかの刺激を受け取り、情報として利用できるように変換する仕組みを持った構造のこと
レセプターまたはリセプターともいう
名古屋ハートセンターのHPより |
アクセルとブレーキ
【追記】
「What's 前立腺がん」のHPが勉強になる
https://www.zenritsusen.jp/index.html
0 件のコメント:
コメントを投稿