2021年11月7日日曜日

平熱に下がったと思ったが

 昨日はついぞ経験したことがない40.0℃まで体温は上昇した

5日間溜まりに溜まった便は、市販の浣腸を2本使いある程度は出した

その結果、熱は40℃から38℃前半にまで下がった

この結果を受け、私は「私が思っていた通り、発熱の原因は便秘にあった」と確信した

これで体温は下がっていくだろうと考えた

しかし、体温は再び上昇し始め、40℃に達することはなかったが39℃台後半の数値を示すようになっていた

夜8時半にベッドに潜り込んだが、高い熱は続いていて眠れたものではない

今夜も眠れないとなると、3日連続で睡眠がとれないということになる

私は考えてしまった

発熱の原因は便秘だけの現象ではないことは明らかになった

10時半になった

私は、高い熱をこのまま放置し、今夜を乗り切るのは危ないかもしれないと考えるようになった

家内とも相談をし、胃がんの手術をした病院の緊急外来に電話を入れた

来てください、診察しますからとの返事が帰ってきたそうだ

家内は、随分あっさりと受け入れたなと思い、私がその病院で胃がんの手術を受けて間がないことを話し始めると、受付の方は看護師に代わると言って、救急外来の看護師が電話に出た

本人に替わるとなって、私が看護師に今の状況を説明した

看護師は、何か自宅に解熱剤はないかと言う

冷蔵庫の中に通風発作の際に使った座薬がひとつ残っている

それは何かと問われ、「ボルタレンサポ25mg」と告げた

その薬は胃に負担をかけるので使えないとのことであった

他にはないかと問われたので、これも通風発作の際に使った「ロキソプロフェン60mg」があると答えた

看護師は、少し待ってくれと言って電話口から離れた

しばらくして戻ってきた

このロキソプロフェンも胃に負担をかける薬なので使えないと言った

看護師は、では病院の救急外来に来てくださいと言った

本日の当番医は整形外科の先生だが、解熱剤を処方しますということであった

私の思惑とは随分と違った

救急外来の簡易ベッドに寝かされて、点滴による経口補水液の補給と解熱治療が行われるものと私は考えていた

救急外来では、検査もできないし、薬をもらい帰ってもらうとのことである

大病院なのだが、救急外来は随分と脆弱な体制なのだと感じた

電話のやり取りをしている際、家内がコロナワクチンの2回目の摂取の際に処方された解熱剤があることに気づき、その薬名である「カロナール錠200」を電話応対の看護師に告げた

その解熱剤なら大丈夫、胃の負担は軽い薬です。緊急外来に来てもらっても、その解熱剤を処方されるだけですと言う

明日の当番医は消化器内科の先生なので、来るなら明日の方が良いとの話であった

看護師との話しの結論として、今夜は自宅にあった「カロナール錠200」を使って熱を下げる努力をし、それでも具合が悪かったら、明日、救急外来に行くことにした

看護師の指示に従い、11時過ぎにゼリー状の水分を取れるものを食べてからカロナール錠200を2錠服用した

ベッド戻った

少し眠ったようだ

4時に体温を測ってみた

少し下って来たものの、まだ38.9℃の熱がある

5時に家内が用意してくれていた柿を食べて、再びカロナール錠200を2錠服用した

6時になり、家内が起きてきた

体温を測ってみると、まだ38.3℃の熱であった

解熱剤は、眠気を連れてくるのか、それからも眠ったようで、気づくと時計の針は8時を示していた

薪ストーブが焚かれたリビングルームに入り、体温を測ってみた

36.5℃を示していた

平熱である

体温計を別なものに替えて測ってみた

ほぼ同じ値の36.6℃を示した

私は解熱剤が効いたと言ったが、家内は解熱剤を飲んでから4時間ほどが経過しているし、カロナールを飲んでいても夜の間の熱は高く、今朝になって眠った後に熱が下がったので体が回復してきたのではないかと言う

私もそうあって欲しいが、家内の判断は楽観的過ぎる様な気がした

しかし、家内の説の筋は通っているような気もする

どちらにしろ、平熱は大変に体も気分も楽である

この分なら、今日の休日にあせって緊急外来に行く必要はない

休日ではということだろうが、緊急外来では検査もできないし、薬を処方するのみという、ちょっと信じられない様な対応なのである

そんな状態ではあったが、昨夜対応に当たってくれた緊急外来の看護師に感謝である

前日に病院へ電話した時のつれない対応とは全く違っていた

P.S.

体温の上がり下がりとはすごいもので、急激に体温が上がって行く際には、体はガチガチとふるえた

逆に体温が下って行く際には、体は汗をかく

昨日はふるえ、今朝は汗をかく体験をした

また、体温が上がっていく時には手足は冷たく、体温が上り切ると手足は暖かくなる

子供と全く同じである

今朝の解熱効果から考えるに、昨夜から服用し始めたカロナール錠200は期待以上の効果を発揮したようだ

薬は期待すべき対象であるが、怖い存在でもある

薬は基本的には「毒」と考えていた方が良い

今回の私の経験、弟の経験では、タケキャブ錠は制酸剤としての効果は優れた薬であるかもしれないが、ひどい便秘となる

今回服用したカロナール錠200にしても、十分な解熱効果を発揮はしているが、過敏症(発疹)、嘔吐、食欲不振、血小板機能の低下などと怖い副作用も報告されている

友人は頻尿の治療薬でひどい便秘に悩まされ、頻尿よりもひどいことになり、この頻尿の薬の服用を止めている

薬も医者と同じで、頼りにしなければならない存在であるが、むやみに信用してはならない存在である

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