2015年12月2日水曜日

腕固定の装具

先に載せた通りの装具だがなかなかフィットしない
今日で15日間着けっぱなしである

まずは手術前に装具業者に調整・セットしてもらい、手術後に担当医に微調整をしてもらい、その後も看護士に肩バンドの位置を調整してもらっている

だがフィットしないのである

この装具の使用目的は理解しているつもりだ
私は主治医、担当医、療法士のよくある腱板再断裂の危険性についての話しを注意深く聞いている
要は
1.脇の下を枕で一定の高さに浮かしていなければならない
 (肩上の糸で引っ張ってある腱板に負荷を掛けないようにするため)
2.L字に曲げた腕を前方方向から脇の方向へ腕を開く動作をしてはならない
 (肩前側の腱板も切れていてそこも糸をかけて引いてあるのでそこを切らないようにするため)
3.腕を下げた状態でまたは平らな床上などで伸ばした状態で手のひらを下に向けたり上を向けたりしてはならない
 (肘を曲げた状態ならば手のひらを回転してもその回転は肘が吸収してくれるが、腕を伸ばした状態で手のひらを回転させると肩がその回転を吸収しようとするため、糸で引いている腱板の再断裂を招く)
4.自分自身の腕の筋肉(アウターマッスル)の力で腕を動かす動作をしてはならず、肩、腕は完全に脱力し、療法士など専門家の手に任さなければならない
 (自分で腕を動かすとリハビリ中は自分の筋力で自分の腱板を切ってしまうことになる)
※リハビリ中は、この1.~4.を守らなければならない

前述のとおり、装具士、医師、看護士に装具はその都度調整してきた
それでも不具合は見つかりフィットしていないことは患者自身が一番わかる

まず、腰位置にある枕と腕を包んでいるカバーとの位置が悪く、枕の位置が下がりすぎていることが分かった
枕と腕カバーは分離でき、マジックテープでその位置は自由に調整できた
自分でこれを切り離し、適正位置を調整した
これで肘位置を体から離しておく重要なパーツである枕と腕カバーが良い位置に収まった

肩バンドと脇バンドと腰バンドの長さがアンバランスで、右腕の重みのほとんどが肩バンドにかかっていた
それによって肩は重いし、姿勢も前かがみになっていた
肩、脇、腰バンドの長さを調整した
この結果、腕の重みをバランスよく三点で支えることができるようになった

装具を付けたまま今までは上向きでしか眠ることができなかったが、肩の手術の痛みが消えて来ていることから左を下にして寝ることができるようになってきた
勿論、左を下にして寝ることができるようになっても装具は着けたままである

昨夜気づいたのだが、左を下にして寝ていると、カバーに収まっている腕が腰位置の枕からずれ落ちて、保持しておかなければならない脇の下の空間が全くなくなっている
前述の通りこの状態はまずいのである
夜中にベッドから起きて、近くに置いてあったシャツを3枚丸めて脇の下に挟み込んで眠った

脇の下の空間がなく断裂腱板の腕が体についたままの状態ではまずいので、脇の下にはさむ枕を自作した
靴カバーを利用し、中にはひざ掛け一枚、タオル一枚とペットボトルが1本入っている
今は日中もこれを着けて過ごしている
これは誠に安心で具合も良い

腕の腱板断裂装具のことなら何でも俺に聞いてくれ

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