2015年12月15日火曜日

標準化

術後4週間となった
今日は術後3週間、3回目の肩90度のリハビリを受けてきた

この90度腕を上げるリハビリ、1回目の時は掌に汗をかくほど痛かった
2回目は痛かったが、掌に汗をかくほどの痛みではなかった
今日の3回目は、前方90度も側方90度の腕上げもほとんど痛みは感ぜずにリハビリを終えた

しかし、本日は一年前から続けているの治療・入院中から私のリハビリを担当していてくれていた作業療法士が休みで、代わりの療法士が私のリハビリを行った

療法士が急に代わると患者としては誠に不安だ
実際、
まず、肘を伸ばすためのマッサージの仕方もポイントも違う
肘の曲げ伸ばしの速さ、テンポが違って早い

腕を前方90度に上げる際は、いつもだと右肩のある一点を抑えた状態で上げていたわけだが、今回は押さえていない
だから痛くないのかもしれない

毎回行っている腰かけた状態での首筋と肩のマッサージもない
首の前後曲げや回転運度もやらない
装具で右腕を肩から吊っているので、首筋と肩の筋はコチ・コチに固まっているのである

肩の上げ下げ運動も肩甲骨を開く運動もチョットやり方も違うし、これも速さ、テンポも違って早い

どちらの方法が正しいのか判断はできないが、この様にテンポが早いと怖い

毎回行っている椅子に座っての、腕をぶら下げての屈伸運動もなかった

全体のリハビリ時間は短かく、明らかに治療は省略されている

術後3~6週間、肩甲下筋を切っている人のリハビリは前方と側方90度の上げ下げのリハビリまでとの決まりは守られているようだが、実際のリハビリ方法は標準化されていないようで、療法士によって治療方法も治療内容も治療時間もかなり違いがあった

治療方法としては、いつものように、ゆっくりとしたテンポでリハビリは行ってもらった方のが私としては“安心感”がある

表題にあげた「標準化」であるが、
標準化は大事で、このリハビリにおいても私は療法士によって大きく治療方法や治療内容、治療時間が変わらないようにするため、標準化は必要だと考える
だが、
この様に人間を相手に、それも治療に対することなので、治療の軸は大事に(標準化)しつつも、現場・現物・現実では治療の軸に対する実際の治療の幅や深みは変わってよいと思う
術後の状態は患者によっても違うだろうし、時間の移り変わりによって傷の具合や体調も違う
機械的な完璧な標準化は無理な世界なのだから、患者の状態を診続け、信頼を得てきた人が引き続き治療にあたるべきだと考える

しかし、療法士だって休む時はある
休む時には、治療中の患者に対する治療に関する変化の幅が大きくならないように配慮すべきである
ここに「患者主体の思想」が流れいるか否かが見て取れる
代ったら、自分のやり方で進め切ってしまうのではなく、患者に聞いてみることだ
常に「これでいいのかなぁ~」と思う心が大切だ


12月22日になると腕から装具が外される
12月29日になると術後6週間となる
ここから肩は90度までから180度の上まで上げるリハビリへと進む
ここまで上げるとなると、とてつもなく痛いそうだ

痛みは怖いがこれを越えないとテニスラケットもゴルフクラブも振れないので一生懸命頑張るよ

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