2023年6月6日火曜日

見るものがなくなっていたが

 夕方は本を読み、夜はプライムビデオ見ていた

しかし、この頃、プライムビデオには見るものがなくなっていた

そんな中ではあったが、気にかかる一本が出てきた

それは、「ソウルメイト/七月と安生」という中国映画であった

とても良かった(★★★★★)

筋立ては良かった、セリフも良かった、カメラも良かった、でしゃばりすぎない音楽も良かった

一番は、主演女優が良かった

見はじめて直ぐに、安生(アンシェン)役の女優さんが気にかかっていたことに気づいた

名前は知らない、わからない

が、

直ぐにこれにも気づいた

前に見た!

「ソウルメイト/七月と安生」を見終えてから、前に見た映画を調べてみた

あった

それは「サンザシの樹の下で」であった
ラストシーが浮んできた

これも良かった

この女優さんを調べてみないわけにはいかなくなった

調べてみた

周 冬雨(チョウ ドンユイ)という名であった

いい名前ですね

受賞歴はすごかった

この「ソウルメイト/七月と安生」では、

2016年に香港電影評価学会大奨と金馬奨のふたつで最優秀主演女優賞を受賞

前に見た「サンザシの樹の下で」では、

2011年にアジア・フィルム・アワードで新人賞、上海映画批評賞で最優秀新人賞を得ている

また、これは見ていないのだが、「少年の君」という映画では、

2020年に香港電影評価学会大奨とアジア・フィルム・アワードと金馬奨の3つで最優秀主演女優賞を得ている

最初の2011年の映画では最優秀新人賞、続く2016年、2022年の二本の映画では最優秀主演女優賞を得ている実力派のすごい女優さんであった

しかし、良い女優には良い映画がついて回るのか、良い映画が良い女優を育てるのか分からないが、私が見たこの二本の映画は、映画としても素晴らしかったが、周冬雨さんの演技がすばらしかった

こうなると、「少年の君」を見ないわけにはいかなくなった


「少年の君」もプライムビデオで見つけた

「★★★★★ 214」の評価となっていた

明日見ることにする

p.s.

「ソウルメイト/七月と安生」という映画は、ひとりの男(家明/ジァミン)をふたりの女(七月/チーユエと安生/アンシェン)が愛した筋立てになっているが、実のところは、ひとりの女(安生)をひとりの男(家明)とひとりの女(七月)が愛したストーリーで綴られている

七月が家明へ、結婚式当日に逃げてくれと頼むシーンがある

身勝手言い分で、七月は「自分を愛してない男とは過ごせない」と言うが、家明からすれば裏返しで「自分を愛していない女とは過ごせない」と言ってやりたいシーンにもなる

また、「自分を愛していない・・・」のセルフは、これも裏返せば「安生を愛している男とは、女とは」と言うセルフになる

最後に、「早く気づいていれば」とか、「嘘をつかないでいれば」といった七月と安生のふたりのセリフが出てくる

そこには、ふたりの女が友情を超えた愛をお互いが隠し続けた悲劇が語られている

私の見方が飛び過ぎかもしれないが、同性愛を理解するきっかけになるかもと感じた映画でもあった

好きだ!とか、一緒に居たい!とかの感情は、性別を超えて存在する

理解が及ばない私の「同性愛」、「同性婚」に対する「精神的な偏見」を少し崩したかもしれないと感じた

他にも「何をも超えた」許されない愛があるかもしれない

どこまでが偏見なのか??わからない

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