思っていた以上に長く、既設の吸込管は8.9mの長さがあった
理論的にはほぼ適正な長さの吸込管であった
適正であっても、それでエアーを吸い上げているので、3m足して吸込管は12mの長さにして井戸の中へと戻した
12mの長さにしても、井戸の底までには、まだ5mほどの余裕がある
呼び水をしないでも浅井戸ポンプは動いた
作業を終えてから2時間ほどが経過したであろうか、台所で妻が水の出がおかしいと言う
確かに蛇口からエアーが出ている
井戸ポンプを見に行くと、ポンプは止まっていた
呼び水を加え、起動させた
吐き出し圧力が上がらない
時間をかけて上がっても80kPa程度で留まってしまう
長い時間のまわし放し(と思われる)が原因で「エラーC3」となっしまったと推定する
エラーC3は、ポンプヘッド過昇温のエラー信号である
【判断ー1】ポンプヘッドが異常に高温になっのは「吸込管を下げ過ぎ」「ボンプが過負荷運転」となった判断した
【対策ー1】吸込管を2mカットして吸込管の長さを10mとした
【結果ー1】吐き出し圧力は上昇しなかった
【対策ー2】残しておいた(まだ動く)古いポンプと交換してみた
【結果ー2】吐き出し圧力は上昇しなかった
【対策ー3】再度ポンプは交し、砂こし器と井戸配管の間に、古い浅井戸ポンプから取り外したゴムパッキンを追加(※ー1)
【結果ー3】吐き出し圧力は330kPaまで上がり、自動停止も正常に作動するようになった
とりあえずは問題解決である
「水が出ない!」プレッシャーから開放された
どっと疲れが出た
結果的には吸込管を1m追加しただけで本日の対策は終わった
今夜、風呂への大量給水でどうなるか見てみることになる
改善してくれていればありがたい
※ー1:砂こし器前のパッキン
接合部のフランジは手伝いに来てくれた友人が外してくれた
その時、私は13mmのスパナを探しにガレージに行っていた
その間に友人は接合部のフランジの切離しに成功していた
友人と二人で協力して吸込管を引き上げていった
吸込管のフランジがついた元部は伸びて行き、屋根などに引っかかりながらも吸込管の引き上げは割と簡単に終えた
引込管の先に3mの30mmのVP管を追加して接合し、3m長くなって12mどなった吸込管を、妻も加わり3人でこれも以外とスムーズに井戸内に戻した
その時私は、接合部のフランジにゴムパッキンが無いこと気づき、それが気になった
そのことを友人に話すと「外した時、パッキンはついてなかった」とのことであった
そうかと思い、そのまま、バッキンなしでフランジは接合した
よく考えてみると、吐き出し圧力が上がらなかった原因はこのゴムパッキンを着けずにフランジを接合したことにあったと思う
接合部を外したときにパッキンは吸込管のフランジ側に張り付いていたのではないかと思う
吸込管を引き上げ時にフランジ側は屋根まで上がっり、その時にフランジ側が引っかかったりもしていたので、その時にフランジに張り付いていたパッキンがどこかに落ちたのではないかと思う
屋根の上にあるかもしれない
前述の【判断ー1】の「ポンプの過負荷運転」は、私の判断そのものが間違いであった
おそらく、吸込管の長さは、3m追加した最初の12mのままであっても、吐き出し圧力は上がっていたと思う(規定値よりかは下がったと思うが)
要は、砂こし器の接合部のパッキン無しのフランジの接合不良が原因であった
ポンプは、接合部の密閉不良の隙間からエアーを吸っていたため、ポンプの吐き出し圧力が上がらなかったということである
大気圧を使って地下水を上げるのが井戸ポンプの役割である
そのために(浅井戸)ポンプは真空状態を作り出している訳で、密閉状態を損なっていてはポンプは機能しない訳けである
今夜、まだ風呂の給水に問題が出るようであれば、吸込管を長くしてみることにする
p.s.
対策初期に原理原則を無視し、初歩的なミスから招いた判断が、本日は多くの余計な作業を行うことになってしまった
反省!!
【追記】
今夜の風呂の給水で、エアーが吹き出す問題は発生しなかった
問題は解決のように見える
吸込管の長さは10mのままでしばらく使用してみる
【まとめ】
前日までの我が家の井戸のエアー吸い上げの問題は、このところいたるところで発生している地下水位の低下によるものと思われる
しかし、本日の吐き出し圧力の低下からくるエアー吸い上げは、吸込配管の接合不良が原因であった
吸込管はしばらくの間、現状維持で様子を見たいと思うが、吸込管は現在の10mより長くしても、浅井戸ポンプの充分な吐き出し圧力は得られ、規定値より下がるかもしれないが、充分な揚水量は得られるものと考える
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