2012年7月30日月曜日

相馬野馬追 観戦(7月29日)



~一千有余年の歴史を経て 今なおいきづく伝統の祭り~

■騎馬武者行列
最もすばらしい場所で404騎の全てを見させてもらいました
一昨年の500騎からみるとそれでも2割減

■甲冑競馬
ゴール前で迫力ある疾走をみました

■神旗争奪戦
多くの観客のため、遠目からですが、群がる騎乗武者の姿を追うことができました

☆写真説明☆
1枚目:総大将 立谷秀清
2枚目:実行委員長 南相馬市長 桜井勝延
3枚目:甲冑競馬ゴール

なかには、「武家の祭り」と冷ややかな目を向ける人もいるようである

見物客が隊列を横断することは禁止事項らしく、お爺ちゃんと孫二人が道を横断したところ、騎乗武士が「もどれぇ~もどれぇ~」叫び騎乗状態でどこまでも追い回していたのを目の前で見ました
幼い二人の子供は大変に怖がっておりました

【南相馬市の放射線量】
今年の野馬追開催に合わせ、雲雀ヶ原祭場地は除染をおこなったようである
南相馬市の環境放射線量(原ノ町駅の北東側)は、4月24日現在で0.35μSv/h
しかしここも各地点の放射線量はバラバラで、最も低い雫浄化センターでは0.13μSv/h、最も高い鉄山ダムでは4.91μSv/h

【飯舘村】
南相馬市に向かうため飯館村を通った
人気はまったくない
平地部には雑草畑が連なる。今頃は緑青々とした田んぼが連なっているはずのところである

2012年7月25日水曜日

原発事故の告訴・告発、検察当局が受理へ動く

読売新聞 7月24日(火)14時33分配信記事より

6月11日に福島原発告訴団1324名が福島第一原発の事故責任を問う告訴・告発を福島地検に提出したが、この告訴・告発について、検察当局は近く受理する方針を固めたとのニュースが入ってきた

やったねぇ~

東京地検が中心となって福島地検などと連携して捜査する方針だそうだ

告訴団の一員としては、一歩前進したことがとてもうれしい

2012年7月24日火曜日

各事故調の報告書から

東電の社内事故調の報告書は別として、他の3つの報告書は全てではないが読んでみた
(1)福島原発事故独立検証委員会 調査・検証報告書(約400ページ)
(2)国会事故調 ダジェスト版(10ページ)と要約版(99ページ)
(3)政府事故調 最終報告書の概要版(34ページ)

国会事故調は「人災」と言い切ったが、他の報告書にみられないとか細部での相違点はあると思うが、大きなところはほぼ同じような結論を導き出しているのではないかと思う

読後感であるが
私の読解力の低さからくるものかも知れないが、どの報告書も読み終わった後の怒りはこみ上げてくるものの、何か霞がかかったような印象が残る

何故なのかを考えてみた
どの報告書も中濠、外濠はかなり埋められている
中濠は、「あれは悪かった」、「ここも不十分であった」、「役割を果たしていなかった」等々の指摘は多く示されている
外濠は、今後あるべき姿の提言が多く示されている
残念ながらどの報告書も本丸までは攻めあがっていない
現場に入れない以上それは今後の課題として仕舞い込まれている

確かに「現場」、「現物」に検証の手がさし伸ばせないことは私も理解はできる
しかし一事例ではあるがNHKスペシャルが報道したとおり「2号機格納容器の損傷にまで至ったSR弁の開放失敗問題」は明らかになっており、ここ本丸を切り口に中濠、外濠へと要因・原因を追記展開していく故障解析的なアプローチはできなかったのかと考える
報告書の中に特定事象の発生からそれは何故ダ・何故ナンダと展開する内容があれば読み手は理解しやすかったのではないかと考えている

原発事故に限らず多くの事故が狭い路地に引き込まれるかのようにして起こっている
事故に至る道筋には多くの分岐点が存在している
そのどれかひとつの分岐点において事故の方向に進路を取らなければ、あるいはそのタイミングでその路に入らなければ事故には遭遇しなかったと考えさせられことが多い
今回の福島第一原発の事故の多くの事象に至った分岐点を明らかにし、その分岐点においてどのように考え、どの路を選び、どう行動したのかを明らかにすることが原因究明や再発防止を考える上では大事になってくると私は思っている

2012年7月23日月曜日

政府事故調「最終報告書」

東京電力福島第1原子力発電所について、政府の事故調査・検証委員会が本日、最終報告書をまとめた

この報告書でまず気になったのが
「地震によって原子炉圧力容器などの重要機器に深刻な損傷が生じた証拠はない 」 との見解を示したところである
これは国会事故調が「地震の影響の可能性は排除できない」 と指摘した点とは対立する内容になっている

地震による深刻な損傷はなかったと結論づけることはできないと私も思う

7月21日(土)に放映された「NHKスペシャルメルトダウン連鎖の真相」においても地震による深刻な損傷はなかったとはいえない内容が含まれていた
福島原発の2号機はベントできなかったことにより格納容器に異常が発生し大量の放射性物質を広く撒き散らし汚染列島を作り上げてしまったことはいまや周知の事実である
7月21日のNHKスペシャルは圧縮空気によって開ける構造のたったひとつのバルブを開けることができなかったことにより2号機のベント不成功に至ったことを明らかにした
何故、このエアバルブはコンプレッサーをつないでエアーを送っても開かなかったのか
耐震性Cランク(最低ランク)に設定されていた直径50mmのそして長いエア配管がマグニチュード9.0の地震に絶えられず破損していた可能性が強いことを示唆していた

こんなことで・・・

多くの福島県民がふるさとを追われ・逃げ惑い・苦しんでいるのである


地震による原発の損傷があったとすれば、この日本において原発は動かすことはもとより、存在そのものが危険極まりないことになる
今や各地で起こっている原発反対運動は当然過ぎる国民の安心を求める声なのである

2012年7月22日日曜日

原付バイクに乗った母

私は母の夢をよくみる
今朝もベットでうつらうつらしている時に母の夢をみた
茶系の着物を着て50ccのバイクに乗っていた
母は着物の着こなしはうまい人であったが、原付バイクとのつながりはない

昨日は郡山に入院をしている友人を見舞うため途中三春を通った
二年前の今頃は三春のケアーセンターに入所していた母を見舞うため私は毎日ここに通っていた
母はここで力尽き、身体につけられたチューブ類は全て外し、母が言う「野原の家」に帰ってきた
家に帰ってきた母は「子供のようにわがまま」になった
自分の身体は妻と私にしか触らせなかった
野原の家に帰ってきた母は二週間で膨らんだ風船が少しずつしぼむかのように妻と私が見守るなか静かに息を引き取った

母が生きていたころはあまり思い出すことがなかった母との生活
ふと気づくと、私は母と過ごした生活を私が幼いころも含めよく振り返るようになっていた
そのようなことがあるためか母の夢をよくみる

私は仏壇に手を合わせることをしない男である
仏壇の中に母はいない
母は私の胸のうちにいる

2012年7月20日金曜日

ネットワークでつくる放射能汚染地図




NHK「ETV特集」の「ネットワークでつくる放射能汚染地図」を世に送り出したETV特集班のプロデューサーとディレクターが、口頭での「厳重注意」、もう1人のディレクターが「注意」を受けたとの記事を目にし気になりました

NHK「ETV特集」の「ネットワークでつくる放射能汚染地図」の第一回は昨年の5月15日に放送されたのですが
当時、私ども家族は、自主避難の渦中におり、この「ETV特集」はきちんとは観てはいませんでした
ネット配信動画を探しYouTubeに行き当たりましが、現在はNHKの著作権侵害の申し立てによりYouTubeの動画は削除されておりました
しかしこの「ETV特集」はNHKオンデマンドで売られており、私は210円で購入し2度観ました
文化庁芸術祭大賞、日本ジャーナリスト会議大賞などを受賞している作品だけあって、よくここまで粘り強くよく仕上げたものだと感心しました

加えて、2012年2月13日に発行された「ホットスポット ネットワークでつくる放射能汚染地図」(講談社 1600
円)を取り寄せ、昨日一気に読みました

ホットエリアが同心円ではないこと
ホットスポットが点在していること
汚染分布は必ずしも原発からの距離に依存していないこと
「ただちに健康に影響はない」というのが嘘であったこと
政府による汚染情報の隠蔽が事実であったこと
などがこの映像と書物により論理的に理解することができました
また、今までバラ・バラに得ていた放射能汚染情報が整理できたとも感じております

2012年7月17日火曜日

オークション出品デビュー

7日前にオークションへ出品デビューを果たしました

7点出品して3点が落札されました

落札者の評価では
「評価できる落札者」と書くべきところを「評価できる出品者」と書いてしまったりで、デビューはバタ・バタでした