私は母の夢をよくみる
今朝もベットでうつらうつらしている時に母の夢をみた
茶系の着物を着て50ccのバイクに乗っていた
母は着物の着こなしはうまい人であったが、原付バイクとのつながりはない
昨日は郡山に入院をしている友人を見舞うため途中三春を通った
二年前の今頃は三春のケアーセンターに入所していた母を見舞うため私は毎日ここに通っていた
母はここで力尽き、身体につけられたチューブ類は全て外し、母が言う「野原の家」に帰ってきた
家に帰ってきた母は「子供のようにわがまま」になった
自分の身体は妻と私にしか触らせなかった
野原の家に帰ってきた母は二週間で膨らんだ風船が少しずつしぼむかのように妻と私が見守るなか静かに息を引き取った
母が生きていたころはあまり思い出すことがなかった母との生活
ふと気づくと、私は母と過ごした生活を私が幼いころも含めよく振り返るようになっていた
そのようなことがあるためか母の夢をよくみる
私は仏壇に手を合わせることをしない男である
仏壇の中に母はいない
母は私の胸のうちにいる
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