50歳くらいになったころである
鏡をの中に息子の顔があった
顔だけではない
そのころ、息子は高校生であった
息子の友人から家に電話があって私がそれを受けたことがある
息子の友人は、私にいろいろなことを話し始めた
「〇〇君は居ますか」といって話し始めたわけではない
先方は今電話口に出ているのが、息子と信じて疑わないわけである
あまりおちょくってもいけないので、すぐに息子と替わったが、声も似ているようだ
この頃である
鏡の中に弟の顔があった
子供のころ、少年期、青年期、どの時期をとっても私と弟は顔も体つきも似ていなかったと思う
私は長身だが弟はそうでもない
私の頭は長い
母は、赤ちゃんの私の頭が長いので、人に会うと恥ずかしいので私の頭を隠していたそうだ
弟の頭は後ろに出っ張っていた
兄弟だなと思うのである
鏡の中の顔はとても似ているのである
声も似ているかもしれない
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