2021年4月16日金曜日

ゴルフの基本

日本プロゴルフ協会のHPから
 私は、ゴルフのラウンド中の考え方を変えた

ある方からのアドバイスで変わった

私は、スコア90切りを目指して、カートに戻れば当該ホールの打数の記録だけでなく、ハーフ44からの引き算ばかりしていた

今は、当該ホールの打数は勿論記録するが、ラウンド中にいくつ打っているかの計算は止めた

ラウンド中はゴルフそのものとゴル友と楽しむことを優先し、良いショット、良いパットを打つことだけを考えて回るようにし始めた

スコアの計算は昼食時に一度計算し、最終はロッカールームだったり、運転してなければ車の中だったりとなっている

家に帰ってから後半を計算したこともある

私が計算する前に同伴者が私のスコアを計算してくれていることもある

いくつだった?と聞かれたから計算したということもある

80台という数字で自分を縛らないようにしている

ただ、良いショット、ただ、良いパットを打つことだけを考えるようにし、楽しんでいる

一喜一憂はショットとバットにとどめ、打数で一喜一憂はしないように努力する

OBを打ったら天を向いてあ〜と嘆き、ナイスショットを打ったら、静かにティを抜く

結果、90が切れればすごく嬉しい

スコアをラウンド中に気にしなくなったのは、ゴル友の一言からだが、もう一人の方からは、あたたかな言葉をいただいている

先のラウンドで、私は道具もスイングも変え過ぎであるとの話しその方にした

この話を聞いたその方(ゴル友)は、『〇〇さんは突き詰めて、突き詰めて、最終結論を得ようとしているのだからいいんだ!』とのあたたかい言葉をいただいた

誰でもそうかと思うが、私も人のスイングの欠点はみえる

反面、自分のスイングの欠点はみえない

このあたたかい言葉をくださった方は、毎回、何度振ってもスライスで、飛距離を大きく損している

自分だって欠点だらけだし、人のスイングには、特にラウンド中は、口を出さないようにしてる

しかし、いただいたあたたかな言葉の返礼として、その方のスライス防止のポイントについて帰宅してから少しお話をさせてもらった

その方のスライスの原因は明らかである

体の開きが早く、グリップエンドが体の左外へ向き、グリップが先にヘッドが後にある状態でインパクトを迎えるので、こすったスライスボールしか出ない!

明らかだった

ゴルフは回転運動と勘違いしている方がすごく多い

こう言うと、その言葉自体が誤解を受ける

ゴルフのスイングは振り子運動であり、回転運動ではないと私は思っている

こう言うと、これも反論される

クラブが寝て上がり、寝て降りてくる横振りといわれる方のスイングも、体に対して正しい腕の振りをしていれば、それは地面に対して浅い角度の振り子運動であり、回転運動ではない

多分これも反論される

ハンマー投げのように体を軸とし360度を何回も回してエネルギーを溜めて降り出すならそれも良いかもしれないが、ゴルフの一度の回転運動で、それも右に回転したものをトップから今度は逆に左へ回転するわけだからハンマー投げのようなパワーは出ない

絶対に、振り子の原理で上げて振り下ろした方がエネルギーはロスなく発揮される

非力でもそれなりに回転運動よりも飛ぶ

勘違いの原因は、動画でも教本でもテレビ中継でもレッスンプロや解説者が体の回転を強調して言い過ぎているからだと私は思っている

プロは、強く上げるから体はねじれてしまうだけだし、強く振るから体はその振り子運動に耐えられず、振った後に体は反対方向にねじれるだけなのだ

結果、体が回転しているように見えるだけだ

こう言っても多分反論される

振り子運動で強く降った後、振り切ったパワーに我慢できずにいたら、ゲーリー・プレーヤーのように飛球方向へ右足が一歩出るだろう

回転運動で強く振った後、振り切ったパワーに我慢できずにいたら、左足が後ろに引かれるか、体が後ろに倒れるだろう

話を戻すと、この方のスイングも回転運動である

年齢も私より上で、体は固い

低く回転(浅い回転)で引いて、低く回転(浅い回転)で振っている

解決策はその方の奥さんのスイングにあると話した

その方の奥さんは、クラブを縦に上げ、縦に振り下ろすスイングを実践しており、80台後半〜90台前半のスコアを常に残している

スコアでは、私はなかなかこの奥さんに勝てない

私の話は、自分の奥さんのスイングを取り入れたら良いとの内容になったわけだが、聞き入れてくれないような気もする

この方は、そのほかに、寄せの問題(ダフリ、トップ)も多く出ていたので、林由郎プロの実践ゴルフの映像を見ることを勧めた。

私も人に勧めるに先だち、あらためて林由郎ブロの動画を見ることになった

林由郎プロの実戦ゴルフは、昔々になるがビデオか何かで観た記憶があり、すごい方だとの認識は持っていた

youtubeで林由郎と入れて検索してみて驚いた

これほど多くの林由郎ブロの映像がyoutubeにアップされているとは思ってもいなかった

昨日は、youtubeで3本見た

面白かった

青木功プロ自身も語るふり返りの映像では、全英オープンでジャック・ニクラウスと3日目の決勝ラウンドを戦っているシーンで、青木の先生である林由郎プロの指導するショットを使って18番のホールへ寄せ切り、バーディとしている

当時、青木功のショットはパンチショットと言われていたが、その起源は林由郎プロにあったようだ

youtubeを見て感じたのは、林由郎プロの指導の最大ポイントは“内股スタンス”にあると思う

ボールにうまく当たらないのは下半身の無駄な動きにあると林由郎プロは言っていると思うのである

両足を内股にし、膝も内に入れ、両膝でボールを見る(林由郎プロが言う)ようにした状態でクラブを振ると、確かに腰が無駄に開いたり、膝が前後にも左右にも無駄に動くことはなくなる

膝を動かさないで打つ効果を見せるため、膝を着いてのショットも見せている

しかし、内股で振るとカッコ悪い

フニッシュでは、プロのようなのけ反った形は作れない

PGA選手のようなカッコいいスイングにはならないわけである

しかし、簡単な方法で(ポイントをおさえている)、林由郎プロはストレートもフックもフェードもドローもスライスも打っている

映像の中には、スライスしか打てないビギナーをワンポイントの指導でドローボールを打たせた

ショートアイアンで、左に引っかける方には、グリップと両肘の位置を変えさせただけで、左への打ち出しを止めた

youtubeの指導映像の中には、こんな指導は沢山詰まっている

その中で、左足下がりの斜面でのショットでは右足を後ろに引いてショットする指導をしている

これは納得で、私もそうしている

また、ウエッジの振り上げ角度は、そのウェッジのロフト角と同じ角度に上げる指導をしていた

私は早速、庭の伸びてきた雑草を相手に、これを58度のウェッジでやってみた

ダフリもトップもなく、雑草ターフがきれいに飛んで行った

ショットは強くなった

このような林由郎プロのグリーン周りの指導の映像は納得できるし、見ててとても面白い

こうしなければいけないな!といった感じになる

推奨する

古い技術かもしれないし、古い道具の時代だが、ゴルフの基本は詰まっているように思える


習志野カントリークラブのクラブハウスの階段の前でキチンとジャケットを着て、笑顔で出迎えてくれた林由郎プロを思い出す

小さな方だが、短く刈り込んだヘヤースタイルはカッコよかった!

今見ても林由郎プロはカッコいいオジサンですね

言葉はチョット荒いけど、本筋を捉えている

お尻と言わずにケツという!


掲載した写真は、日本プロゴルフ協会のHPから拝借した

載っている林由郎プロは若い

若いはずで、戦後復興の証、1948年に開催された関東プロの公式復活第1戦で優勝を飾った時の写真である

1948年というと74歳となった私の誕生年が1947年だから、73年も前の話しである

林由郎プロは1922年の戦中派の生まれだそうで、その方のゴルフの指導をいま私はまじめに見て聞いている

林流ゴルフ(我孫子流)は今も輝いて見える

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