またまた、今朝のニュースの中に気になる報道があった
→JR秋葉原駅の総武線ホームからコンクリートがはがれ、このコンクリート片が下を走る東北新幹線の路線内に落下したとのことである
「秋葉原」で思い出すのは今年の4月、JR山手線の架線を支える柱が折れてしまい、長時間にわたり電車がストップするという事故があった
どちらも鉄道設備の老朽化である
老朽化でまだ記憶に新しい大きな事故としては、中央自動車道笹子トンネルの天井板落下事故である
走行中の車がこの落下してきた天井板に潰されて死傷者を出した恐ろしい事故である
「こんなことが起きるとは!」、と思ったと同時に「老朽化してるんだ!」、と思い知らされた事故であった
高度成長期を支えてきた団塊世代が老いてきたと同じように高度成長期を支えてきたインフラも老化してきている
この老朽化は鉄道や道路だけではない
水道、ガス、電気などのインフラも老朽化している
我々はその危なっかしいインフラの中で今の生活をしているのだ
人間歳をとれば色々なところで不具合が発生してくることは理解もして、健康を維持しようとする努力もしてきている (人にもよるが・・・・)
我々の生活を支えてきたインフラも永遠のものではないことを理解はしているが、我々はその老朽化に目をつぶって来たのではないかと思える
事故は起きても自分の身だけには降りかからないだろうと思ってきたのではないか
「一億総活躍社会」
何とも嫌な言葉だ
頑張って・頑張っている東日本に暮らしている、またそこを故郷とし頑張って暮らしている人たちに、「頑張ってください」と無責任な言葉を投げかけている人を思い浮かべてしまう
都会人が「花は咲く」と歌っても、地方の花はなかなか咲かないのである
歳をとったことによって生み出される「いぶし銀の日本」の魅力に気づくべき時が来たと私は思うのである
ただし、いぶし銀になるには常に手入れをしていないとこの色艶は出ない
年寄には年寄の身体のケアーが必要である
今の日本、老後破綻社会に目をつぶってはならないし、若者のワーキングプアー、子供の貧困にも目を向けなければならない
この顕在化している大問題に対し、日本は正しい方向に向かっているとはとても思えないのである
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