私の病室は6人部屋である
内、一人は千葉県の四街道市から来た人で、私を除く他の4人の方は地元の人である
私は千葉県生まれの千葉県育ちで、仕事の任地は主に東京であった
続いて病室に訪れる看護士の話言葉について記す
私のベッドに吊り下げられている2枚の個人情報カードには私の出生地、出身地、勤務地などは記されていない
同室の他の方のカードも同様である
この部屋に訪れる看護士は対応する患者ごとに話す言葉を使い分けている
私には完璧な標準語で対応する
が
四街道から来たという人以外の4人の患者には完璧なる(?)やわらかで優しい福島弁(?)で対応する
この傾向は女性看護士に多く見られる
私のリハビリを担当しているハギトモ似の作業介護士は「都会の言葉はきれいでいいですねぇ」という
私は「方言はとても美しい言葉だ」と、心に思っていることを言った
「そうですかぁ、訛っていますよ」と言葉をつないできたので
言葉の美しさを言い表す事例ではないが、私はある人の次の事例を話して聞かせた
その人は高校生の時、長崎の大規模キャバレーのピッバンドでバンドボーイをしていた
その人はその仕事(バイト?)を通じ、バンドマンの手ほどきを受けてラッパを吹くようになったそうだ
ラッパの師匠が東京に出るにあたり、その人も師匠とともに東京について行ったそうだ
しかし、時代はビックバンドの流れではなくなってきていた
師匠でさえラッパでは食えなくなってきていた
その人は今の時代、ラッパ吹きでは食えないと悟ったそうである
その人はピッバンドの世界から去るのはとても残念なことであったようだ
その人は東京で(?)運送会社に就職し、営業職に就いたそうだ
客先でその人は、お客様に「$&%#&&%$-!」としゃべったそうだ
「え!今なんて言ったの?」と問いかけられた
長崎弁で「その仕事、私に下さい」といいました。と標準語で説明したそうだ
客は大声で笑いだし、
その仕事はその人の成果となったそうだ
その人はその後独立し、運送会社を立ち上げ、大成功を収め大きな会社に成長させたそうである
その人は今、ピッバンドを立ち上げているそうだ
その人はおそらく、ビックバンド立ち上げパーテーでは長崎弁で挨拶をすると思います
そして多分、その人はラッパを吹くでしょう
こんな話を私を担当する作業介護士に話しました
地方の美しい言葉は大切にしましょう
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