【2010年07月12日の日記より】
角ノミによるホゾ穴加工
腰掛鎌継ぎ、大入れ蟻掛けの加工を行ってきました
今日は雨天も災いし木材の全ての刻みは終わりませんでした
継ぎ手および仕口の金尺の使い方は理解していなかったのですが尺の金尺を使っての墨付けの方法を学びました
それと、腰掛鎌継ぎの細かな工夫も学びました
これは力学的にも理にかなった方法でした
伝統工法の素晴らしさをあらためて知った一日でもありました
材木を見た時の元口と末口の見分け方も学びました
やってはいけない「分かれ継ぎ」というものは知ってはいましたが
材木を見た時の元口と末口の見分け方が分からなかったのでこれも勉強になりました
元口→末口→元口→末口と継ぎ手は組んでいきます
当たり前ですが柱は元口(根の方向)を下にして建てます
施主は何の気なしに大工さんの作業を眺めていると思いますが
大工さんは現代の力学にも通じる方法で、木材の方向まで考えて家は建てているのですょ
凄いでしょう~
先日やっと手に入れた「大内の鑿」は期待通りよく切れました
良い道具は肉体的にも精神的にも楽ですし、楽しく作業をすることができます
(おや!「楽」と「楽しい」は同じ漢字ですね)
手鑿も良く砥いでおいたので切れて作業はとても楽でした
僕の持っている手鑿は一流品ではありませんが、道具は手入れ次第なところもあります
僕の刻みの状態写真を撮ってくるのを忘れました
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