2023年12月20日水曜日

後期高齢者自動車講習

 来春に運転免許は更新となる

本日、高齢者講習に行ってきた

今回の講習には、前回の講習にはなかった認知機能検査が加わった

私は、この認知機能検査も運転実技検査も問題なくクリアーしたが、夜間の目のテストでは,切欠きマークの確認に時間を要し、目の衰えを自覚した

8人受けた中で、一人の方が運転実技検査に進めなかった

この方は、認知機能検査をパスできなかったと講師から説明があった(合格点は36点以上)

各個人の得点は明らかにされなかったが、残り7人の得点は80点以上であったそうだ(昔は受講生に点数を知らせていたそうだ)

認知機能検査の16枚の絵を覚えることとや、腹時計で考えると言われた現在の時刻を言い当てることなど、この認知機能検査と車の安全運転との間にどれほどの関連があるのか疑問に思えた

この認知機能検査に通るため、過去問を使って訓練してくる人さえいる

また、ネット上にも認知機能検査をクリアーするためのトレーニング動画が沢山ある

事前訓練などはバカバカしくてやってられなかった

だが、認知機能検査の構成は理解できた

今回、この認知機能検査を受けてわかったことだが、全く答えられなかったり、トンチンカンな答を書かなければ、クリアー基準の35点は簡単に超えられると思えた

この検査の中では、16枚見せられる絵を覚えておくのが一番の難題であるが、全部覚えようとするから覚えられないと考えたら良いと思う

変な言い方だが、認知機能検査は真面目に一生懸命に取組むことは大事だと思う

検査講師のいう通り、目で覚えようとせず、検査講師とともに絵の名前を声に出して言えば自然と頭に入る(全部ではなくとも)

ヒントがある設問の時には、この声出しがとても役立ち、ヒントから連想でき、結構その絵も頭に浮かんで来た

私の場合、16問中、鳥と楽器の2問が浮かんでこなかった(今でも何であったのか浮かんでこない)

この認知機能検査の目的から言えば、100点を目指す必要はない

もともと、バカバカしいこんなことに気を病むことはないと私は思うのだが、一生懸命に事前訓練に取り組むのも訳があると理解した

なぜならは、35点以下だと、「認知症のおそれがある」と判断されてしまうため、その後は、公安委員会の指示に基づき医師の診断を受けるなど、運転免許を維持するにはかなり面倒で金もかかることにもなるからである

認知機能検査は75歳以上の運転免許をもつ後期高齢者が対象となる

75歳以上ともなれば、働いている方は少ないと思う

そんな人の受講料7,500円はかなり痛い

ゴルフ2回分に相当する(w)

p.s.

この自動車教習場の受講者はとても少なかった

稼働しない練習車がズラッと並んでいた

それに引き換え、高齢者講習を受ける人の数は多いようで、本日受けた8人のうちの一人は、地元の自動車学校の予約がいっぱいで、離れたこの自動車学校で検査を受けることになったとのことである

それと、配布された「いつまでも安全運転を続けるために」を読んでみると、かなり厳しいことも書かれていた

75歳を過ぎ、交通違反(信号無視や通行禁止違反)で捕まると、臨時の認知機能検査を受けなければならないと記されている

更に今回と同じく、「認知症の疑いあり」と判断されると、またまた面倒なことになる

臨時適性検査(専門医による診断)を受けるか又は公安委員会の「命令に従い」主治医等の診断書の提出が必要となる

そして更に、認知症と「判断」された場合、運転免許の停止、取り消しの「対象」となると書かれている

より一層、白黒の何々には気をつける必要が出てきている

冗談は抜きにして、認知症(医学)と安全運転の関係の議論はともかくとしても、高齢に伴う運動機能や認知機能(認知症ではない)の低下は安全運転にも支障を来すとは考える

私も例へば目が更に悪くなったり、瞬時の判斷がかなり遅くなって来た時には、凶器ともなる車は動かしてはならないとは思うが、代わりとなる交通手段に乏しい日本の過疎地化が進む地方の現状を考えると、車はなかなか手放せない

いま、困ったなぁ〜とか私も言っている「国道30kmドラバー」も許せる気にもなる

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