2022年9月19日月曜日

続く団塊いじめ

 8月1日に発行し、有効期間が2ヶ月しかなかった後期高齢者医療被保険者証がビンクの被保険者証に変わった

負担割合が一割からニ割に増えた

増やした理由が「いじめ」としか思えない内容だ

昭和22年生まれの「団塊の世代の第一号組が75歳になった」からだそうだ

団塊の世代は、ただ人数が多いというだけで、いじめられ続けてきた

小学校は2年生まで、午前の部と午後の部の二部制だった

中学校では、ひとクラス55人体制で14クラスもあった

高校から過酷な受験戦争が始まった

就職難も戦った

会社の資格制度は、登る階段の数を増やして登りづらくする工夫がされた

昇格も、推薦→筆記試験→面接と登る階段が細かくされ、落とし易くされた

筆記試験も能力試験と適性試験の二段階がある

人数が多いので、昇格の推薦もされづらい

これも人数が多いから、実質的には昇格の再チャレンジは一度しか与えられなかった

運よく二度推薦されたとしても、二度落ちたら先はなかった

企業戦士なる言葉が生まれるほど、はたらきに働いた

戦中生まれ組の、エスカレーター式昇格の、何人もの無能上司にも悩まされた

この幾重にも重なった荒波を越えられなかった「落ちこぼれ」は、沢山生まれた

うつ病が流行り病となった

結婚できなかった者も多くいる

今の結婚しない若者が抱えている悩みと、団塊の世代が抱えた結婚できない悩みやとでは質が違う

更に、昭和22年生まれが60歳に達すると、雇用促進法なる「飴の香りがする鞭」が用意され、63歳まで働いてもいいよ!と、年金を使わせない制度がスタートした

どれだけ、団塊世代をいじめたら気が済むのだろう?

国民年金だけでは食べていけず、老体に鞭打ち働いている団塊世代仲間は多くいる

「子供には頼れない」と考える世代

直葬や散骨を選択する比率は高まっている

死んだあとの墓の世話までも頼めない

「家にお墓にクラウン」の時代は終わったし、団塊の世代はこれに踊らされた

ニューノーマル、デジタル革命にも追いついていけない

もう、どうしたらいいの・・・

もういじめないでよ!

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