2018年7月23日月曜日

ISO認証機関の不正

20年以上前になる
私は、まだ少なかったISO9000の監査員資格を取得した
英国の登録機関へも登録した
会社では、ISO品質マネジメントシステムの先導役として働き、全世界に広がる工場のISO品質マネジメントシステムの認証を果たしてきた
今朝の朝日新聞のトップ記事に、私は衝撃を受けた
「品質認証機関が不正」
記事には、「不十分な審査で企業に認証を与える不正をしていた」とある
その認証機関は、なんと認証機関としては先駆けでもあり、最も権威があるとされていた「ロイド」である
私が推進した第1号認証の工場も、認証機関はロイドにお願いをした
審査員は、中国に返還される前のロイドの香港支社から、英国人の審査員が派遣されて来た
現場の審査では、審査員の向けられる目が、私とは違うところがあり、勉強にもなったと記憶している
私は、今回指摘された横浜にあるロイドの日本支社にも、何度も訪問している
お会いした審査員は、日本人審査員も含め、皆紳士であった
ISO9000は、製品そのものを審査する訳ではないが、その製品の品質を生み出す体制、体質(マネジメントシステム)を審査対象としている
今回の不正は、審査機関のマネジメントシステムに欠陥があったといわれても仕方がない様な問題であり、誠に残念である
事実とすれば、ロイドに対する信頼を著しく失墜させる問題である
私のみならず、日本、世界のこの認証関係者は、この報道に対し、共に、大きなショックを受けていることであろう

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