2022年5月8日日曜日

遠心クラッチ取付

 一昨日には遠心クラッチ取り付けて、オイルが供給されるか否かのテストが終わっているはずなのだが、できていない

一昨日、遠心クラッチは取り付けて、屋外でエンジンを起動しオイルの流れを確認しようとしていた時、遠心クラッチのストッパーが飛んでしまった

遠心クラッチの取り外しはメガネレンチを使って取付け、締め付けもそのメガネレンチを使って行ったが、これがまずかったようで、きっちりと締め付けられていなかったようだ

原因は締め付け工具の選択ミスにある

ピストンストッパーだけではピストンの動きは完全には止められてなく、外すときにはそれても良かったが、締め付けには、メガネレンチではなく、インパクトドライバーを使う必要かあった

遠心クラッチのストッパーが飛んだこの時、遠心スプリングも一緒に飛んでしまった

ストッパーは直ぐに見つかったが、遠心スプリングがどこに飛んでしまったのか、家内にも協力をしてもらい探したが見つからなかった

この遠心スプリングは、ネットオークションに出品されていたし、通信販売でも取り扱いはあった

しかし、送料のことも加えて考えると、とても高い

ゼノアのホームページから遠心スプリングの部番を調べ、近くのゼノア代理店に本日電話を入れて在庫を調べてもらった

直ぐに折り返しの電話がきて、在庫はあった

直ぐに取りに行った

価格は、税込みで363円であった

オイルポンプも持って行っていたので、忙しいところだったろうが、サービスマンに会うことができて、話を聞いてもらった

手動で回してみて、オイルが供給されていないようであれば、オイルポンプ自体が故障しているとのことであった

オイルポンプについては、私自身も手回しでオイルが供給されていないことが確認できていたので、これも型番を調べて、メルカリに出品されていた中古のオイルポンプの完全ではないアッセイ品を購入していて、これも本日に届いている

これは、送料込みで1,890円と私としては結構なと思える値段であるが、オイルポンプアッセイとしての出品であったため、ポンプ以外にも、オイル吐出パイプ、ウォームギアー、オイル供給パイプ、オイルフィルターが一緒に入っていた

だが、ウォームギアーはシャフト内径が少し小さくて合わず、リムの歯数とも会わない

また、オイル吐出パイプも形状が微妙に違っていた

オイル供給パイプは部番が違うので、私のG5001Pには会わないと思うが、オイルフィルターは、今、タナカの小型の15年以上使用している古いチェーンソーのオイルフィルターが劣化していて、これと交換ができるのではないかと考えている

結果、使えるパーツとしては、「オイルポンプ+オイルフィルター=1,890円」ということになるが、新品を買えば、オイルポンプだけで、税込みで4,787円、更に送料がかかるから5,000円以上はするであろう

そう考えればメルカリ品は安かったと言えるかもしれない

このオイルポンプはアッセンブリー品で、オイルポンプとウォームギアーの組合せ品となっている

このオイルポンプアッセイで一番最初に壊れるのが、プラスチック製のウォームギアーであって、このウオームギアーを買うには、オイルポンプまで一緒に買わなくてはならない

まあ、多くの製品のサービスパーツというものはそのようなケースが多いものだが、このチェーソーにおいても同じことがいえる

パーツのハゲタカ用にチェーンソー本体のジャンク品を買った方が安くつく場合もあるが、本体が違えば、同じメーカー品と言えども、今回経験したように、パーツの形状は微妙に違っている

意図的に違えているのではないかと勘繰りたくもなってしまう

修理に至らなかった前置きが長くなった

私の故障機は、本日、オイルポンプも交換し、新品の遠心スプリングを使って遠心エンシンクラッチを組み立て、逆ネジの遠心クラッチも取り付け終えた

オイルは手動確認で出てくることは確認した

だが、以前からの問題であるのだが、焼き付きによるブレーキバンドとブレーキカバーとの関係性に問題があり、この際、これも直すことにした

ここを直すには、足らない工具があり、本日「ヤナセ インパクト用 軸付き ユニロンフラップホイール 30mm 中目」を注文した

これで少し傷んだカバーを削ってやる必要がある

大変だが、修理は面白いし、結構楽しい

動かなければ最悪だし、むなしさも出てくるが、動かすためには頭も使うし体も使う



p.s.

前述の通り、ブレーキバンドとブレーキカバーの関係不具合を私は直すつもりでいるが、交換した方が早いし確実であることは確かである

もっと言えば、修理も頼んでしまった方が早いし確実であることも確かである

だがとても高くなる

このカバーアッセイの価格は、26,026円もする

送料を加えれば、このパーツを入手するだけで3万円は超えるであろう

熱で傷んでいるのはカバーとスプリングカバであるから、それだけを入手して、苦労はするだろうが使えるパーツを外して組み直せばできないことはないとは思う

だが、プラスチック製のカバーだけでも6,248円、更に送料が780円、スプリングカバーも必要になるので、それが539円、プラス送料が780円もかかる

これだけでも、8,347円になってしまう

新品のカバーアッセイを入手する3万円なら、程度の良い中古のチェーンソーだって買える費用になってしまう

故障したら捨ててしまうという考え方は良くないが、修理するにはとても高い費用が発生してしまうことになる

このチェーソーの修理からも、使い捨て文化が読み取れる社会となっている

人間に対しては、この思想が浸透しないことを願う

0 件のコメント:

コメントを投稿