昨夜の夕食後、添乗員のアンパンマン君から提案があった
明日、エベレストBCから戻ってきたら、予定ではここゴラクシェップに連泊する予定にはなっているが、その先のロブチェまで下りたいと思うがどうかとのことである
その理由としては、
1.メンバーの中に高度障害が出てきていること、
2.ゴラクシェップの水は溜め水を使っているので水質が良くないこと
3.ゴラクシェップのロッジのキッチンを我々同行のコックが使用することが許されず、日本人に合った食事の提供ができないこと
があげられた
メンバー全員の賛同が得られ、コラクシェッブ連泊ではなく、本日はロブチェまで下ることとなった
アンパンマン君、前述の通り3つの不具合点を挙げたが、私と相棒が3日間ほとんど食事を受け付けなくなっていることに配慮しての提案ではなかったかと強く思えた
少しでも高度を下げた方が良いと考えたのであろう
そんなことがあり、
本日はロブチェまで下るので、予定よりも早い起床となり、5時に起床し、7時にエベレストBCに向けて出発した
エベレストBCまでは、昨日のカラパタールへの登りとは違い急登急坂はないのだが、5000メートルを超えての行動は苦しく、楽にエベレストBCまで辿り着くというわけにはいかなかったものの、昨日
カラパタール登頂を断念した女性参加者も復帰し、参加者7名全員がエベレストBCへとたどり着くことができた(5245m)
エベレストBCは、もう少し広い所かと思っていたが、とても狭く険しいところで、シェルパリーダーのジャンさんの説明によると、遠征隊のテント設営はとても苦労するそうだ
我々に同行している明るいギャルジャン・シェルパ君はエベレスト遠征隊にも3回加わっており、BCを襲った大雪崩の際もここにいたのだが命拾いをしているひとりでもある
雪崩はエペレス側からだけではなく、プモリ側からのものが大きくエベレストBCでぶつかり、遠征隊の天幕群は上に持ち上げられ叩きつけられたとのことであった
エベレストBCに辿り着いた私たちは、お互いの健闘をたたえあい、ここを折り返し点とし、10時20分、帰宅の一歩を踏み出した
2時間でゴラクシェップのヒマラヤンロッジに到着し、ここで昼食としたが、この昼食も全く食べることができなかった
ここゴラクシップから更に2時間半かけて下り、水も豊かなロブチェ村まで下りてきた
高度は5000mを切り、4949mとわが身につけた高度計はその値を示していた
5000m以下の地まで下りてきたのだが、ここロブチェで出された夕食も口にすることはできず、コンラ・マ下部のテント場を発ってから3日間、私も相棒もほとんど食事をとることはできないでいた
しかし、いつもお茶の時に出してくれる「COCONUT CRUNCHEES」 のBISCUITSが食べやすく、ガイドのセシールが「もっと食べろ」との勧めもあってミルクティーと共に7枚を口にすることができた
私の相棒も同じようで、このビスケットだけは口にすることができた
私はかなり疲れていて、何も食べることができなかった夕食後は、 歯も磨かずに18時30分、シュラフに潜り込み、死んだように眠った
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