11月16日の帰国後、高熱と咳に苦しめられている
11月8日のベリチェから咳がではじめ、カトマンズでは計ってはいないのだが、発熱もあった
その状態のまま帰国
添乗員の勧めもあり、帰宅後すぐに家庭医の医院に駆け込んだ
検査の結果、肺のレントゲン映像に異常は見られず、肝機能も腎機能も問題はなかったのだが、感染症の数値が高く、その原因が特定できず、かかりつけ医の二人の頭を悩ました
その後、感染症に詳しい病院へ紹介され、移って診察、詳しく厳密な検査を受けたがここでもはっきりとした原因はつかめなかった
が
処方されたマイコプラズマ肺炎(?)の薬が効いてきたのか、本日夕方より体調が回復してきたようで、パソコンを立ち上げることができ、ブログの更新を行っている
今夜は熱と咳に悩まされずにゆっくりと眠りたい
では、12日目のブログの内容に移る
今朝も食欲はなく、コックが用意した朝食はほとんど食べることができなかった
気温も低く、 7時29分現在で-5℃である
左の写真、先に見えるところがゴラクシェプ
カラパタールへの登頂ルートもハッキリと見える
ロブチェを発って、3時間20分でゴラクシェプに到着した
ここゴラクシップはトレッカー用のロッジが建つ最後の地である
先回りしていたコックが、今夜の宿であるMother Garth Houseでスパゲッティー作り昼食としてくれたが、これもほとんど食べることができなかった
この食欲不振は、体の疲れだけではなく、高地の酸素量不足が大きく影響しているものと考えられる
要するに私の高山病は「消化器系の不全」として現れたようだ
このな時には無理に食べない方が良いと判断し、バームウォーターとお湯に日本から用意したカフェオレを溶かして水分補給だけで過ごすことにした
それと昨夜から食後にはキャベジンを服用した
無理に食べないという対策は良い方向に働いたと判断できた
昼食後、7人パーティーの内一人を残し、6人がカラパタール登頂を目指した
遠目に見た時には緩い登りに見えたカラパタールへの登りは私の判断違いで、カラパタールへは最初から急登が続いた
前日のコンラ・マの登りと同じく足は軽いのだが、息が切れて苦しい登りとなった
30分ほど急登を上ると傾斜が緩やかに地に出た
「右にエベレストが見えますょ」という声に顔を上げたところ、大きく黒いエベレストが大きな姿を濃紺の空を背景に美しい姿を見せてくれていた
カラパタール直下の登りもきつかったが、ゴラクシップから2時間でたどり着いた
プモリは目の前に大きく、エベレストは微笑み、ヌブチェは鋭いピークを見せ、アマダムラムは遠くなった
疲れは吹き飛ぶなかったが、思わず叫んでいた
エベレストがこんなに近くにある!
下りは1時間半でゴラクシップのロッジに辿り着いた
ゴラクシップにはヘリポートがあり、絶え間なくヘリが離発着をしている
シェルパリーダーの話によると体調を崩すものが多く、ヘリで下されているとのことであった
前日に親しくなった明るいスペイン人も肺水腫の疑いがあり、ヘリで降りて行った
ゴラクシェプから飛び立つ救助ヘリの向こうに、世界で最後の夕日を浴びたエベレストが赤い姿をのぞかせていた
先に降りていたツアーガイドのアンパンマン君がヒマラヤンロッジでお餅入りのお汁粉を作ってくれていた
ほんの少しだが、これはおいしくいただけた
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