2016年11月21日月曜日

11月21日(帰国6日目)

熱も下がり、気管が飛び出てしまうのではないかというような激しい咳の発作が起きることは少なくなった
しかし、体力というものを使い切ってしまったかのか、少し歩いただけで息切れはするし、フワフワと体が浮いているような不思議な感覚でもある
今日も通院した
私には、何故効いているのかわからないが、処方された「マイコプラズマ肺炎用の薬」が熱を下げ、咳の発作をしずめてくれているようだ
この薬を更に一週間続けることとなった
風呂に入ってもよいそうだ
家内に言わせると、私の身体はかなり臭いようだが、今日はまだ風呂に入る元気はない

【粉塵対策】
エベレスト街道などのトレッキング情報等からトレッキング歩行中の粉塵対策は自分なりによく考えて参加した
まずはメリノウールのバフを用意した
マスクは、不織布製の口に貼りつかない構造をしたマスクを選択しそれを用意した
5000m以上の高所では、防寒対策、日焼け対策にもなるバフを主に用いて防塵を行った
5000m以下の低所では、ヤクの糞、ホコリ、臭い対策の面から不織布マスクを主に使用して防塵を行った
また、スモッグがひどいカトマンズ市内でも不織布マスクを常用していた

【それでも肺炎になった】
結果として、私の粉塵対策では効果がなかった
まず、予測外のことは、ヤク糞ストーブの存在だ
室内煙突が破れていても平気で乾燥ヤクの糞を燃料としたストーブを焚く
私は、この破れ煙突から漏れた煙で喉をやられてから咳が出始めた
次の日に泊まったロッジでも、同じヤク糞ストーブの排煙が2階の私の泊まり部屋を直撃していた
(早く気付けば部屋を替えるなりの対策がとれたが、気づいたのは翌朝であった)
次にあげることができるのはヤク・ゾッキョ・駄馬の糞塵(ふんじん)だ
街道は足の置場に苦労するほどこれらの糞まみれの道となっていた
乾燥した糞は砂塵とともに舞い上がる。この糞塵雰囲気の中を歩いてきた
それと、カトマンズのスモッグがすごい。これは予想以上であった。どんなに細い路地でもバイクは入り込みエンジンを吹かしている
ヤク糞ストーブの排煙、糞塵、スモッグの三つの空気汚染で私は喉をやられ、気管をつぶし、肺炎になった

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