2021年1月19日火曜日

35年前の山靴

写真右が私、ガリガリに痩せている
背後はシャモニー針峰群
 新型コロナウイルスが我が町にも近づいてきた関係もあり、毎週月曜日のテニスの定例練習は中止となり、福島県や当市の行動自粛の要請を考え、予約をしてあったゴルフもすべてキャンセルをし、ゴルフも昨年の春に続いて自粛することにした

今年は厳しい寒さが続いていることも加わり、これでは運動不足となり、体重が増えたり、体力、筋力は低下する

朝夕の愛犬との散歩は、雨であろうが雪であろうが、大風が吹こうが、一日も休むことなく続けているが、それだけでは体力の維持はできそうにもない

運動不足を補うため、我々夫婦としては経験もあるハイキングを楽しむこととした

しかし、18年前に家内と穂高に行くために購入した私の軽登山靴は、劣化が進み、靴底がボロボロになっていた

同じ年に購入した家内のモンベルの軽登山靴の劣化は思っていたほどではなく、前回の鎌倉岳登山においても問題なく使用できていた

ハイキング程度であれば、昨年末に追加購入したメレルカメレオン8のガントレでもよいのだが、倉庫に保管してある何足かの登山靴の中から、赤のNordicaを引っ張り出してきた

靴底の剥がれを心配したが、見たところ剥がれはないし、傷んでもいないようである

革のオイルを擦り込んだところ、きれいになった

朝と夕の城址公園へ愛犬と、この赤のNordicaに簡易スパイクを着けて5センチほどの積雪を踏みしめて歩いてきた

ビブラムの減りは少なく、革にも傷みはなく、問題なく、快適に歩いてきた

雪道にビブラムは特に強い

朝の散歩の後、もう一度、丁寧に歯ブラシを使って少し多めにオイルを擦り込んだ

内側もカビの除去などにも効果がある、軽めのオイルをウエスに少し取り、中もきれいにした

中もあまり汚れている感じはしなかった

私の13歳からの長い登山歴の中で何足の山靴を履いたかは数えきれないが、この赤のNordicaは、冬季シーズン以外の山靴では、最も優れた登山靴である

足になじみ、素足で履いて歩いても足が痛むことはない登山靴である

今日再び履いてみて、その感想に変わりはなかった

この赤のNordicaは写真に載せた通り、35年前のヨーロッパアルプス遠征時にも履いていた山靴で、ツールロンド北壁も、モンブランも、マッターホルンも、アイガーもこれで登っている愛着のある山靴である

北アルプス全山を一週間で単独で走り抜けた山靴でもある

これが履けたとなると、穂高滝谷などのクライミングで履いていたローバーや、厳冬期用のアイガーなども、同じく古い山靴だが履けるのではないかと思えてきた

ローバーのビブラムソールは張り替えてある

このローバーは踵が上がらない、登攀向きの山靴である

しかし、どの靴も劣化は気を許してはならない

Nordicaもハイキングに履いて行くには頑丈すぎる靴だが、履いていく際には予備の軽い靴をザックの中に忍ばせて行こう

次のハイキングが更に楽しみになってきた

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