2023年3月14日火曜日

中継輸送

国土交通省の広報より
 日本の人手不足は加速しており、トラックドライバーの人員不足も益々深刻になってくると思われる

そんな中、いま「中継輸送」が注目されている

国土交通省が示した図の通り、中継地で荷台を交換して出発地へ戻るという輸送方法である

同じ考え方だが、車ごと運転手が乗り換えるという方法もあるようだ

例えば、東京−大阪間で考えると、中継点で折り返して出発地に戻って来れるので、その日のうちに自宅に帰ることができる

大阪へ東京へと真っ直ぐな運送だと、帰り荷をつけて帰ってくるには、東京や大阪で一泊することになる

それもトラックの中で車中泊ということになる

慣れているとはいえ、体は休まれない

実はこの中継運送に近い方法を私は2014年の北海道車中泊の旅で見ている

北海道に渡るには、私は行きも帰りも新潟−小樽間は日本海フェリーを使った

それはその帰りの小樽港で見た

トレーラーヘッド(トレーラーの前の部分)だけの車が何台もフェリーから降りてくる

私は最初、なんだかわからなかった

だが私は直ぐに気づいた

フェリーに入って行ったトレーラートラックが荷台だけをフェリーに置いて、トレーラーヘッドを運転してフェリーから出て来ていたのだと!

あぁ〜

これなら、ドライバーさん「家に帰れるわ」と!思った

帰り着いた新潟港では確認していないが、トレーラートヘッドを運転してきた新潟のドライバーさんが、フェリーに入り、フェリーに残されている荷台を取り付けて出て来るだろうと想像できる

これで、新潟のドライバーさんは北海道へ、小樽のドライバーさんは新潟へ、退屈なフェリーに乗って行くまでもない訳である

これと同じことを陸上でやる訳である

これによってドライバーさんの時短にもなるし、安全運転にもつながるし、運送会社の経費節減にもなるし、ドライバーさんは家で待つお子さんと一緒に風呂に入ることもできるし、一緒に食事を摂ることもできるかもしれない

良いこと尽くめのような気がする

この様に高効率で効果的で安全につながることは直ぐに広く実行すべきと思うが、ここにも何か既得権益みたいなものが絡まなければ良いがなとも思うのである

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