薬嫌いの私も、妻が使っていた市販薬のガスター10やキャベジンを服用し続けてみたが、ゲップや胃もたれの症状は改善されなかった
病院へ行くことになった
胃カメラで確認したところ、grade Mの非びらん性胃食道逆流症(NERD)と共に、食道は軽度の脱落型の食道裂孔ヘルニアになっていた
また、あわせて胃炎との所見も出された
胃炎に対しては、胃酸の分泌を抑える薬を使うわけだが、非びらん性胃食道逆流症(NERD)は、酸の関与が弱いために酸分泌抑制剤の効きが悪いとの特性を有している
私の場合も、胃カメラ検査を受けた病院で最初に処方された酸分泌抑制剤のタケキャブ錠は全く効かなかった
その前に服用した市販薬の胃薬も効かなかったのは私の胃の具合が、薬が効きづらい非びらん性胃食道逆流症(NERD)であることが原因であった
効かない胃薬を飲んでも仕方がないので、薬の服用は止めにして、1ヶ月ほど普段以上に食事には気を配り生活を続けた
普段から酒を飲むことは少ないが、一切飲まず、好きなコーヒーも止め、間食も止め、消化の良いものを食べるようにした
また、食後、直ぐに横になることもしないようにした
それでも良くならなかった
ダメもとで、かかりつけ医に相談したところ、酸分泌抑制剤に変わりはないのだが、エソメプラゾールカプセル20mgが処方された
この酸分泌抑制剤を1ヶ月飲み続けた
これが効いた
胃の不具合は解消されている
多少、軟便気味になる
また、不思議なことに、お腹が張ることが無くなり、嫌われものの「オナラ」の回数がとても少なくなった
この薬を調べてみた
気になることが書かれていた
この薬は「8週間を限度に処方される」と医学文献に書かれていた
まだ、私は8週間は飲み続けてはいないのだが、今日の通院日に、この服用限度について医師に確認をしてみた
医師の説明は次の通りであった
※言われる通り、使用限度は8週間である
※多くの治療は8週間ほどで終わるので、一旦、8週間で服用はストップする
※しかし、症状が続く場合、更にこの薬は処方する
※但し、使用するにあたり、条件が一つある
※それは、年に一度、胃カメラ検査を受ける必要がある
※何故ならば、この薬の服用により、症状が改善され、病状が悪化していても気づかない様なことがあるため、年に一度の胃カメラ検査が必要となっている
かかりつけ医は話をつないだ
「○○さんは、胃癌経過観察中ですから大丈夫」と言う
その意味は、経過観察中だから、年に一度は胃カメラの検査がありますねということだろう
かかりつけ医は、私の病歴をよく理解している
私はこの薬の説明に納得し、服用を続けることとした
病気のこと、治療のこと、薬のことは疑問のままにせず、医師に説明を求め、病気のことを自分なりに理解することは大切にしたい
理解が深まれば、病気に対する自身の戦闘意欲が増すし、医師の態度も変わる
p.s.
エソメプラゾールカプセルの効能メカニズムは先のブログに掲載した
このメカニズムがおもしろい
薬のカプセルについて(全てではないかもしれない)認識を新たにした
https://vivi1947.blogspot.com/2023/03/blog-post_81.html?m=1
0 件のコメント:
コメントを投稿