2015年10月28日水曜日

問題の先延ばし

先日は市主催のロードレスのコース監視員を初めて務めた
無事に役割が果たせてホッとしているし、
地域に溶け込んできたことが認められ、このような役割も任されるようになったんだという気持ちにもなっていた

今度は町の駅伝大会のコース監視員を依頼され、本日その説明会に参加してきた

その説明会は準備もきちんとしていて、各役割役員、進行役のスムースな運営によりうまく説明会は進められてきた

説明が終わり、参加者のひとりから各クラスの駅伝コースの説明がないことが指摘された
誠に適格な質問であると私は感じた

進行役の手配により、各駅伝コースの資料が追加配布され、コースの説明が行われた

この説明から内在しているコース取りの問題に気づいた私は質問をした
私が受け持つコース監視位置は直進と左折に分かれている分岐位置で、ここを16組もの選手が通過する
この分岐箇所を直進しなければならないランナーと左折しなければならないランナーが入り乱れて走って来る
この位置に立ってコース監視を受け持つ私としては、ランナーを正しいコースへと誘導することは不可能であり、コース監視員としての責任が果たせない旨の意見を述べた

私の問題指摘に対して、偶数ゼッケンは直進だとか、ゼッケンは色分けしてあるとか、そのようなことが進行役から説明があった
その説明に対して、私は直進すべきランナー、左折すべきランナーが混在し、集団で勝ちを争って夢中で走ってくるランナーひとり一人をコース監視員が誘導することはできないと反論した

これに対して、大会役員から、警察の許可がどうとか、県道がどうとかの話が流れたが、私には言い訳にしか聞こえず、その内容はよく覚えていない

会場からは「昨年もコースを間違えた選手がいた」との意見も飛び出した

本年はこのままで・・・・・
来年は改善をするとして・・・・・
ランナーがコースを間違えたとしてもコース監視員には責任はないということで・・・・・
ムニャ・ムニャ・・・・・
ということで
説明会は進行して行った

本大会は駅伝競技だ
仲間がタスキをつないで走るわけだ
コースを間違えて失格になったり、順位を下げてしまったら、間違えてしまった選手は本当にかわいそうだ
その選手には責任が重くのしかかってしまうだろう
ともに走った仲間に申し訳ないという気持ちにもなるだろう

そのように付け加えようかと私は思ったが、所詮私は外者だしと思ってしまい、先につなぐ言葉や意見は私の口からは出なかった

顕在化した重要問題を問題とせず、目をつぶったまま前へ進めてしまう
本件は本質的に4年半前に起こした重大事故の発生とよく似ていると私は思うのである

私は前から感じ取って言葉や文章にしている
*何気なしに始めてしまう日本人
*始めたら止められない日本人
*責任をとらない日本人(問題を追及しない日本人)
ここでも感じている
付け加えると、私も日本人だ

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