2014年7月31日木曜日

15日目 野付半島と納沙布岬

7月31日(木)
僕のお父さん
僕のお父さんは僕が6歳と4ヶ月の時に死んでしまいました
僕のお父さんは将棋が強くて僕の強敵です
僕はいま空手の道場に通っています
お父さんは僕にやさしい人間になりなさいと教えてくれました
でも僕はそのことがよくわかりません
今度鹿児島のおじいちゃんに聞いてみようと思います
2時5分前に目が覚めた
眠っている間に私の頭の中に急に言葉がおりてきて、前述の作文が流れ出た
何なんだろう
私は将棋もできないし、空手はやったこともない
それも子供が書いたような作文だ
でも私にも同じ思いのところはある
「やさしい人間」、「そのことがよくわかりません」の二つの言葉だ
優しい人間とはどうゆう人間なんだろうね?
私にもわからないけど、家内のような人間ではないかと思う
思いつくことは幾つかあるが、何かぼうっとそう思うのである
もうひと眠りしようと思うが、眠れるであろうか
やはり眠れないのか、眠りから覚めたのか、車中泊の中から男の子の声が聞こえる
この子の声だったのかもしれない


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根室に入る前、春国岱原生野鳥公園に入り、先ずはセンターの望遠鏡を使い浅瀬を観察してみた
遠くに尾白鷲の姿をとらえることができた
その後40分の散策コースを歩いてみた
野鳥の姿はなかなかとらえることは難しかったが鹿と北キツネが私を出迎えてくれた

さてそれではと納沙布岬へ車を向けたがナビの電源が落ちていることに気づいた
団地の駐車場をお借りしてハンドルの下に潜り先ずはヒユーズチェックした

切れてないし、同系統のラジオは点く
そうこうしていると青年が声をかけてくれた
そして調べてみてくれた
シガーライター裏の接合部が焼けていた
原因がわかれば私でもって修理は可能だが圧着工具が無い
その青年
私に車でついてきてくれと言う
自分は車屋だと言う
工場について行き、青年に直してもらった
私はついていないのか、ついているのか
私は間違いなくついている
お礼はと聞くと、いらないと言う
幸い、残されていた地酒のときわを一本を受け取ってもらった

納沙布岬には行き着いた
しかし、車のトラブルもあり、遅くなり、今回初めての道の駅泊まりとなった

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