昨日の夕食時、家内が昨日の14日に移住して来たと話を切り出した
12年前の2008年5月14日に、26年間を過ごした千葉県習志野市から、ここ福島の地に、私と妻と母と愛犬ハルとで引越して来た
引越し当日のことを妻はよく覚えていた
オオデマリの花が満開で、タケノコが沢山出ていて、引越し業者の方に、そのタケノコを持たせたと話して聞かせてくれた
私は、引越し当日のことは、あまり記憶にない
オオデマリが満開であったことも、タケノコがたくさん出ていたことも、記憶の中にはない
思い出そうと当日の記憶を辿ってみると、出てきたのが、家内の洋タンスと和タンスが階段の曲がり口が狭くて、予定していた二階の寝室に上げられなかったこと位であった
妻の話は続いていて、今年は引越し記念日の5月14日が過ぎても、オオデマリは咲かないし、今年はタケノコの数も少ないとのことである
今年は暖冬であったが、寒い4月が影響しているのであろうか、何故なのかわからない
この12 年間は、私にとっても妻にとっても激動の12年である
96歳で母を送り、10歳に達せさせずに愛犬ハルを死なせてしまい、移住して3年も経たずして、経験したことも聞いたこともないマグニチュード9.0、震度6強の大地震に長く揺られ、福一原発事故災害の放射能汚染の脅威に脅え、追われるようにあっちへこっちにへと逃げ惑った
第三の移住地を探し歩いた時期もあった
福一原発災害を経験した私は、私の中の「何かが壊れた」ことに、少しずつ気づいていった
この東日本大震災、福一原発災害だけでも、私の第二の人生は激動の時といえるが、ここに来て、新型コロナウイルスの感染拡大の脅威が加わった
世の中は大きく変わった
ウイルスと共存していく社会が訪れるとは、夢にも思わなかった
あらゆる面で、社会システは大きく変わるだろう
取り残される弱者は、更に増えるかもしれない
世界は更に大きく揺れ動き、対立が深まることが懸念される
ここに来て、私の中の何かが、また壊れるのかもしれない
さあ、今日も外に出て、長靴を履き、シャツを一枚脱ぎ、何かをやろう!
私にとって、今日という日があり、明日もある
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