2020年3月15日日曜日

何かおかしいょ

田舎暮らしを始めて11年が経つ
田舎暮らしは良いものだ
土地の方との交流は大事にしている
子供のころから祭り嫌いの私だが、春や秋の祭りには、当番が回ってくれば神衣を着けて、神輿も担ぐし、幡も担ぐ
運動会が催されれば、参加するし、ウオーキングもみんなと一緒に歩く
隣組内に不幸があれば、寒い中でも暑い中でもお手伝いもする
ハイキングが催されれば、積極的に参加する
子供教室では、ボランティアで木工の指導講師も務める
小学校のスキー教室には、一緒に行って、子供の安全を見守る
市が主催するマラソン大会には、毎年ボランティアで参加し、コースの見守りと監視役を担当している
地域清掃活動にも参加しているし、県下一斉のクリーンアップ作戦には刈払い機を持って参加しているし、市の屋外競技場の草刈りにも協力している
地元のテニス協会にも所属し、毎週の練習にも参加しているし、テニス協会の副会長も務めている
これらの地域活動に参加することも影響し、知り合いや友人は増えた
この3月で、一年間の隣組組長の役割も無事に終えそうだ
で、だ!
移住後10年間、隣組に所属することによって係る経費は、今まで家内に任せきりで、私はよくわかっていなかった
隣組組長を一年間、実際にやってみて、ハッキリと分かった
町民から、“金”取りすぎだょ!
町内会費1,200円は、チョット高い気はするがまあいい!
それに加えて、行政賦課金(区費)なるものが請求される
額は、世帯によって違い、3千円から3万円と金額の幅は広い
私のところは、一番安い3,000円であるが、なぜ3,000円なのか分からないし、3万円の方は、なぜ3万円なのか分からない
間にいくつか金額の違いがあるが、その違いは何からそうなるのか分からない
どの世帯がいくら払っているかは「秘密」にしなければならない(w)
領収書も出ない(?)
これは、市の一律のシステムではなく、この行政賦課金(区費)の徴収は、適用していない町もある
この行政賦課金(区費)なるもの、使われている内容は理解不能である
さらに、
1.社会福祉協議会会費が1,000円、
2.日本赤十字社社費が500円、
3.緑の募金が100円、
4.A神社の祭典費が1,500円、
5.赤い羽根共同募金が500円、
6.歳末助け合い募金が200円、
7.新穀感謝祭祭典費が500円、
8.B神社祭典費が700円と続いている
我が家の場合、年間の負担金は、9,400円と年間で1万円近くの額を、隣組に所属することにより毎年支払っている
もう一度言う
“金”取りすぎだょ!

町内会費を払っているのに、何故その上の行政賦課金と称する区費を、町内会費とは別に階層的に支払う必要があるのか疑問である
私は、賦課なるものの恩恵は何も授かっていない

氏子でもない私が、何で二つもの神社の祭典費を負担する必要があるのか疑問だし、隣組内には農家の方は一人もいないのだが、新穀感謝祭祭典費(?)なるお金をどうして我々は支払はなければならないのかがわからない
ただ、神社の御札を届けに各家庭を訪問すると、居ないから郵便受けに入れといてと言う方がいる反面、直に手ではなく、お盆で受け取る方もいて、地元の方の(一部)考えは、私の考え方とはかなり違っているのかもしれない

社会福祉協議会会費とか、日本赤十字社社費とはいったい何だ?
わけが分からなかったが、私の知識不足であった
社会福祉協議会会費は、隣組に入る=社会福祉協議会の会員となっているようだ
日本赤十字社の社費は、隣組に入る=日本赤十字社の社員になっているようだ
(うかつにも)私にその意識はなかったし、両者の恩恵は、感じたことがない
感じたことがない=“健康”とか、“幸せ”ということなのか?
この辺りからも、日本特有の曖昧な、中途半端な行政の政治の姿が見えてくる
複雑怪奇といってもいい!
もたれ合っているので、責任の所在が明らかでなく、まずくなった時の責任は誰も取らない

緑の募金、赤い羽根共同募金、歳末助け合い募金は、一律に勝手に支払われている

これらすべてのお金、募る訳を話してくれて、お願いをされて、徴収に来るならまだしも、隣組で苦労して、こちらで集めて、支払いに行くという、受け取る方は誠に「楽な」「変な」システムになっている
私は、今まで、この支払ったお金に対するお礼とか感謝の声を聞いたことがない

田舎暮らしはとてもいいが、この高額な簡単に支払いが済まされている負担金は、チョットなぁ~、おかしいなぁ~と思う次第である
この支払は、病気していようが、入院していようが、入所していようが、逃れることはできない

今まで、10年間、私は、隣組費は会費と思っていたが、この正式名称は、「預かり金」というのだそうだ
すなわち、各世帯に年間を通じていろいろと前述の支払いが生じる訳で、組長がいちいち集めて回るのは大変なので、金を前期と後期に分けて組長に預けてあるということであった
組長≒金当番なのだ
いまさら、分かったという私もドジだが、
この隣組の預かり金のシステム自体が、もともと変なのだ!と気づくに至ったわけである

知らない間に、復興のためのお金が、お詫びのためのお金が電力料金の中に入っていたり、税金として徴収されているのと少し似ている
福一原発から34kmに位置している私に、復興のための、お詫びのためのお金は(今まで通り)届かなくてもいいから、復興特別所得税は私から取らないでほしいと思う
私も福一原発人災事故の被災者であるとの気持ちは今も強くある
原子炉の原子炉建屋の水素爆発後、市職員の全員集合がかかった朝、私たちは、ガソリンをかき集め、愛犬、愛猫もつれて山形に、そして岩手にへと逃げた
その後も、生活の場を求めて、長野へ埼玉へと住む家を探して回った
そんな中、福島ナンバーはどこに行っても毛嫌いされたと聞く(当時、私のCR-Vは習志野ナンバーであった)
こんな経験は、経験した者でないとわからない
9年も経てば、とてもとても多くの方が、福一の原発災害を忘れている
新型コロナウイルスよりも、放射能は現実的な恐怖があった
私は今も、線量計は手元から離さない

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