2020年3月1日日曜日

日本の現実

今朝の朝日新聞から「納得のグラフ」!
将来のではない、このグラフ、日本の介護の現実を如実に表している
誰がどうみても“まずい”!現実・現状が見える
こんなこと、わかっていただろうとも読める
我が家のことを考えても、このグラフの中に、スッポリと入り込み、当てはまる
私を含む団塊世代は老人となり、団塊世代の子供は、ロスジェネ世代である
この世代の子供たちは、未就職、非正規雇用、未婚、引きこもり、貧困などの問題を抱える世代でもあり、現介護保険制度の「介護を家族が担う」という基本コンセプトは、夢物語でしかないのである
自分が生きて行くに精一杯なこの子供たちに、老人介護を押し付けることはできないない
老老介護は、覚悟しなければならない
老人夫婦で二人暮し、一人が認知症、もう一方がケガでもしようものなら、「どうしたらいいの?」となるだろう
こうなることは十分に考えられたことだが、今の介護保険制度では、十分な手当ては期待できない
「お子さんに来てもらったら?」ということにもなるだろう
前述の通り、現介護保険は「家族が担う」ことを前提条件とした制度設計になっているからだし、低報酬といわれている介護従事者の手も十分に回らない状況にあるからだ
息子が親のもとに移動し、親の介護につけば、息子は仕事を辞めざるを得ず、介護離職者を生む
職を離れた息子が親と、親の年金でほそぼそと暮らすといった、暗く苦しい生活となる
国民負担率44.9%の税金と社会保険料を取られても、日本の介護保険制度は、十分な社会保障サービスを受けられない危険度は高い
あてにならないものは、常に中途半端な強いもの優先の政治に期待しても始まらない
唯一の対応策は、夫婦とも健康にいることだ
具体策としては、ストレスフリーな生活を維持し、よく食べ、よく眠り、よく出して、脳トレに取り組み、体は正しく動かして体力の維持に努めることだと考える
しかし、こうなる、そうなることはわかっていただろう
対応策の、要介護−1と−2の切り捨て、保険料のアップでは、芸がない、能無しの政策、行政と言われて仕方がないだろう
愛猫、愛犬のためにも私は長生きをめざす
下手をすると、何年か後には、愛猫smokyや愛犬Matthewに癒やしの介護を受けているかもしれない(既に!かも・・・)
もちろん、愛妻のためにも長生きをしよう
今は二人とも比較的に元気だが、私が妻を介護するということもあるだろう
今朝の朝日新聞には、(無理だと)わかりやすい数値データも掲載された
左の図で確実なものは、一番上の要介護認定者数である
間違いなく、確実に増え続ける
4番目の認知症高齢者も、予測通りに増え続けるだろう
老人いじめは、二番目の65歳以上の介護保険料だ
年金は上がらず、しぼり取る分を上げても、払えない人は増えるだろう
後の項目は全て対応できない
介護職員数:今でさえ安い給与できつい労働に就く人は少ない
介護保険の総費用:赤字国家に増額は無理
有料老人ホーム数、認知症グループホーム数、特別養護老人ホーム数:わかっていることもやらない、金も熱意もない後手後手の政府に、職業政治家に何ができる(コロナウイルス対応で分かった)
前述の通り、国民負担率も介護保険料も負担額は増え続けているにもかかわらず、このように福祉サービスは縮小し続けている
次の介護サービス縮小の歴史を振り返れば、この先も無理であることは、誰の目にも明らかである
2005年:介護施設の食事や部屋代は原則自己負担になった
2012年:訪問介護の時間区分を60分から45分に縮小した
2015年:利用者負担は一律1割であったが、2割負担利用者を設けた。施設で暮らす低所得者の食事代や部屋代の補助基準を厳しく。特養の新規入居者基準を原則要介護3以上に限定。要支援者向けの訪問介護と通所介護を介護保険サービスから切り離した
2018年:2割負担の一部の利用料金を3割負担に増額した
福祉サービス、介護サービスは、今後も縮小し続け、国民の負担は、増加し続けることだろう
無理であることをキチンと認識しなければ、改革は始まらない
もう、場当たり的な対応では済まされないし、弱い者いじめの施策は止めて欲しい

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