2020年6月8日月曜日

ウェッジの一点

私、爺さんゴルファーのパーオン率はとても低い
2打で、3打で、4打でと、なんとかグリーン近くまでは寄る
そこでアプローチショットになる
爺さんゴルフのアプローチショットになる率は、とても高いと思う

ゴルフの寄せ、アプローチショットには(にも)、随分と悩まされてきた
どう打ったら良いのか?どう打っていたのか?さえ、わからなくなってしまうこともある

アプローチショットのほとんどが、程度の差はあってもダフリかトップである(気づいてないだけ)
ボールは、方向も距離もイメージ通りにはならないし、寄らないし、また、精神的なショックも大きい!(結果よりも、自分の不甲斐なさに)
その寄せのミスを取り返そうと、ファーストバットを無理して、傷口を更に広げてしまう

最近、私のパット数は少ない
前回のラウンドでは、前半15パットの後半14パットで、合計29パットでラウンドを終えた
前々回のラウンドは、14-16の30パットであった
私の目標パット数は上限35パットで、最近のラウンドでは、この目標値を超えることはなくなった
要因は二つある
①パッテングフォームの変更
変更というより、ゴルフを始めた頃の両肘を外に張った、五角形の野球のホームベースの様な形のスタイルに戻した
このスタイルにより、パッテングの方向性の心配を減らすことができ、距離を合わす精度を向上させることができた
②アプローチショットスタイルの変更
これがパット数の減少に大きく寄与している
前回のラウンドは、前述の通り29パットであった
18ホールで、ワンパットが9回もあったし、前々回も18ホール30パットの内、7回がワンパットであった
このワンパットを生んだのが、アプローチショットの精度向上である
30ヤード圏内であれば、ウェッジを握ってもパッテングスタイルで打っている
パッテングの変更と同じく、打出し方向に対する不安が低減されるので、距離感を出すことに集中できる
だが、パターでもダフリは勿論、トップもある様に、ウェッジでは、よりダフリやトップは出やすい
それを防止する為に取り組んでいるのが、ウェッジを立てて使う方法である
昔から指導され続けている(歴史ある)テクニックである
ウェッジを立てて使うと、ウェッジの先端しか地表には接しない
打出し方向を合わせ、接地したウェッジの先端を、ボールのセンターに合わす
先過ぎると心配することはない
先人も、先で打つと言っている
この状態でパターを振るようにして、打出し方向を決めて、落とすところを決めて(重要)、距離に応じた引き幅を決めて、ウェッジを振る
ウェッジを引く直前に、打出し方向へ、グリップエンドをチョット倒してから引くと、リズムが生まれ、ヘッドが少し引き上がることから、ダフリの防止にもつながる
要は、
1で、チョット打出し方向へグリップエンドを倒し、
2で、ヘッドを引き、
3で、打つ
打つ前に、2度3度と素振りをすると良い
カチンと良い音を残し、ボールはホールに近づくだろう
ひょっとすると入ってしまうかもしれない
だが、この方法においても、ダフリやトップは生じる
ただ、前述の通り、立てて使用するウェッジの接地面積は小さいので、ダフっても被害の程度は小さくて済む
あぁ〜、ザックリ、50センチしか飛ばなかったァ!なんていうことはなくなる
また、パターを振るようにウェッジは振っているので、トップしても、その被害の程度は小さくて済む
打った瞬間、あっ!とか、ドキッ!とかはするが、グリーンの先まで飛んでったァ!なんてことはなくなる

最近、寄せとパットは、ラウンド中にも褒められるようになった
素人ゴルフの、雑草の庭と絨毯廊下での成果である
毎日、ドライバーと6番アイアンの素振りと共に、ウェッジによる寄せとパッテングの練習も欠かさない
年寄りは、寄ってから成果を発揮する!

【追記】
※ウェッジは、主に52度を使用している
ラフ部分の距離が短く、グリーンの距離が長くホールまで遠い時などには、稀に46度のPWを使用することがある(より転がる)
※この方法は、打った後、ある程度ボールは上がるが、転がしを主体としたテクニックである(スピン量は少ない)
上げて止めるのは、全く別な方法になる
※ウェッジは、立てて使用するため、ボールは少し右方向に出やすい傾向にある(フェイスは少し右を向いている)

【追記2】
ゴルフの技術にオールマイティはない
このパッティングスタイルのアプローチショットの技術も例外ではない
バンカーやクリーク超えは、この技術ではかなり難しくなる
この技術は、転がしを基本としている
したがって、
ボールから見て、バンカーやクリークが遠い場合、
バンカーやクリークの幅が広い場合、
バンカーやクリークのすぐ先にホールが切ってある場合は、この方法は使えないと考えた方がよい
こんな状況では、殆どボールは届かず、バンカーやクリークの中に吸い込まれるであろう
この状況下で越える程に打ったならば、グリーン上に落ちたボールは激しい勢いで転がり、そして転がり落ち、先へとボールは消えているだろう
また、砲台グリーンの場合で、砲台まで遠い場合もこの技術ではかなり難しくなる
打れたボールの勢いが、どの程度砲台斜面を駆け上がれるか、砲台斜面で食われて勢いを低減するかの予測は難しい
殆どの場合、打ち出されたボールは、砲台斜面で止まってしまうか、砲台斜面から転げ落ちて来るだろう
この状況下で越える程に打ったならば、前述のバンカー、クリークで説明した通りの悲惨な状況になるだろう
ただ、この技術でも、高くは上がらないが、思った以上にボールは飛ぶので、全てのバンカー、クリークおよび砲台グリーンで使えないという訳ではない
この振り幅だと、どの程度の距離を飛んで、転がるのかを練習で知っておく必要はある
アプローチショットとなると、なんでも上げてポトンと落とそうとする方がいる
プロみたいで格好はいいが、この技術の成功率はかなり低い
特に距離感を出すのは難しい
ボールを手で投げて見ればわかる
狙った点に、高く上げた方が近づくか?低く上げた方が近づくか?
結果は明らかである
更に言えば、道具は手ではなく、アイアンという道具なのである
タイガー・ウッズの様にドライバーを使ってのアプローチショットは、恥ずかしくてできないけど、ウェッジを使ったアプローチショットなら、パッテングスタイルでもそんなに恥ずかしい思いはしない

前述の通り、このパッティングスタイルのアプローチショットの技術も万能ではない
この技術の使い方もケースバイケースであるが、経験上かなり適用できるケースは多くある
私の推奨技術のひとつである

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