久しぶりにタイベック放射線防護服を着用している人を見た
今朝のMatthewとの散歩は、雪の後の雨が降り続いていたため、いつもより遅い時刻となった
中学校と小学校の間に続く法面の下の窪地で6、7人の人が何かの作業をしている
そこには、水処理会社のトラックが「もっと奥まで入りますから」と言いながらバックしていた
そのトラックの先では、小学校の壁に向かい、サンプルを採取し、ビニール袋に入れている人がいるし、白いタイベック放射線防護服に身を包み、防毒マスクのような防護マスクをかぶっている人もいる
この法面の下の窪地に何があるのだろ?
サンプルも採取しているし、汚水処理会社まで来て!
そしてタイベック防護服を着て、防護マスクをして!
7年前には、そこいら中で見かけたタイベック放射線防護服だが、最近は見かけない
原発事故後、一年くらいは、草を刈るにも、屋根を拭くにも、汚染地を見守る警備員も、警察官も、みんなタイベック放射線防護服を着ていた
最近は、帰還を何としても促進したく、あの浪江の汚染地の高く伸びてしまった雑草を刈り取る作業員も警備員も、普通の作業服で、普通の手袋で、普通の長靴で作業をしているように見える
マスクをしていても、コンビニでも売っているような白いマスクだ
震災4年後位に我が家に来た、おばちゃんも含む、20人程の一件落着型の除染隊は、ガレージと倉庫の周囲1mの厚さ5cmの土の入れ替えに2日をかけた
この除染隊の方々、それぞれが勝手な服装で作業をし、コンビニマスクさえしている者は少なかった
おばちゃん作業員は、野良仕事にでも行くような服装であった
これらの作業員、着ている物は家に帰って普通に、普通の洗濯機で、普通に家族の洗濯物と一緒に洗ってんだろうなぁ~と思ったりもする
今朝は、この真っ白なタイベック放射線防護服を見た
懐かしくさえあった(w)
この世界に例を見ない福一の原発災害とは、いったい何なんだろう?
二次的なんだが、原発バブルで潤った人を見ると、怒りがこみ上げて来る (私は並みの人間なので)
歳をとったせいもあるが、この世の中、信用、信頼できないものがすごく多くなってしまった
人であったり、物であったり、金であったり、制度であったり、体制であったり、政治家であったり、役人であったり、弁護士であったり、教師であったり、日本ブランド企業であったり、銀行であったり、ときりがない
雪が降ったので、放射線量は幾分下がるのではないかと思い、我が家の放射線測定器の数値を確認してみた
チョット下がって、現在は0.08μSv/hである
私のように今でも放射線量を測っている一般家庭はあると思う
幼稚園や、学校や、公園の放射線測定器を取り外すとの話は論外である
「なかったことにしよう」との思いがにじみ出ているような気がする
私も含め、日本人は体制に対しておとなしすぎるような気もする
(少し)フランスを見習ってもよいのかもしれない
とはいうものの、原発事故から遠ざかるにつれ、私は何もしなくなった
意識して
私どもには残された時間が短い
私は、今を大切に生きる余裕しか持ち合わせていない!