阿武隈山系の中で1000mを超える山は少なく、日山(1054.2m)は先に登った大滝根山(1192.1m)に続く第二の高峰である
日山の名称は山頂から見て西側の二本松方面からの呼び名のようで、今回登山ルートとして選んだ東側の葛尾村からは天王山と呼ばれている
入山口からの登山道は広く、林道を歩いているようで、途中のつづら折りの道には敷石まで敷かれていた
途中の進入禁止の看板(*-1)があるところからは、左に折れて、踏み跡もしっかりとしている山道に入って行った
しかし、この山道も20分ほど登ったところで、また元の林道のような道に戻り、この道は山頂まで続いていた
山頂は展望もなく、どうした訳か、10メートルくらいの高さはあろうか、展望台はあるのだが進入禁止となっていた
そんなで、山頂もパットせず、登山ルートとしても、健康維持ハイキングとして歩いてきた11座の内では、最も味気ない山であった
ゴールデンウイークということもあってか、山頂には6パーティくらいの登山者がいた
健康維持ハイキングの中では、一番賑やかな山頂となった
二本松方面の西側ルートから登って来る登山者がほとんどのようで、私たちが登ってきた東側ルートを利用する登山者はとても少ないようであった
家内とは同意見であるが、この山は再度訪れることはないと考えられた
しかし良いこともある
このように味気ない林道のような道が続く山ではあったが、写真に載せたように広い登山道の真ん中をリュウキンカが長く続いており、これに花が付いたらそれは見事な登山道に変るのではないかと思われた
まだ一輪しか咲いてはいなかったが、このリュウキンカの道を、なるべく踏まないようにして歩くのは大変であった
*-1:進入禁止
最初は理解できないでいた
下山中に分かってきた
ここ日山(天王山)の東側のこの登山ルートの尾根道は、日山山頂に向かって右は浪江町で左は葛尾村である
福一の原発災害により、浪江町は「帰還困難区域」にも指定されている区域がある街で、避難解除となった葛尾村とは現在も違っている
立ち入り禁止看板は、5か所ほどあったと思うが、それは浪江町区域に入る地点であったと気付いた次第である
立ち入り禁止の浪江町側の道と、葛尾村側の道は近いところでは5mほどしか離れていなかったと思う
科学的には何も違いはないと思う
線量計を持ってくればよかったと思った
こんな思いをぶり返す山に再入山ということはないと思う
0 件のコメント:
コメントを投稿