2022年10月29日土曜日

振り子

ウィキペディアから
 ゴルフはとても長く続けている

35年くらいにはなるだろう

しかしながら、未だ、私のゴルフスイングは決まっていない

確立していないという言葉を使えるほど立派ではないので「決まってない」と表現した

プロゴルファーだって常に変えている、すなわち確立していない、決まっていないのだ!という人もいる

私も同じだと思えば慰めにはなるかもしれないが、これでは、毎回ゴルフをする度に挫折感に襲われ、悶々とする日々を過ごすことになる

原点に戻ろう!

原点とは何か?

ヘッドといわれるものをシャフトの先に付けて、それを振っているだけのスポーツだと考えると、スイングの原点は、「振り子」になるのではと思う

振り子でクラブを振ってインパクトの瞬間にフェイスが思うところの正しい位置に下りてきていて、そのままヘッドか振り抜けて行けば良い結果を生む

簡単だ!

腰の回転も、上体の捻転も忘れることにしよう

グリップの位置も握りやすいところで握ろう

チャンと上げて、チャンとヘッドが正面に下りてきて、チャンとヘッドが「先に」振り抜けていくように振れば良い話である

ここに記した「先に」は、私にとってはとても重要である

昨日、棚倉田舎倶楽部でその振り子を実践してみた

午前中のハーフでは、あまり上手くはできなかった

インパク後に右手を返したりしてみて失敗している

午後のハーフは、かなり上手くできた

後半は上手くいったので、同伴ゴル友にも大きな迷惑はかけずに済んだと思う

午前中のハーフから午後のハーフはチョット変えている

午後は、左に4、右に6くらいの右足体重で立ち、少しコックも強めに意識し、ベタ足でクラブは振った

動かす所を、動く所を、とにかく多くしないという考えに立っている

体重を「左−右」と動かすと、スウェーとなるので、最初からチョット右足体重にし、ベタ足で振れば、ダイナミックさには欠けるが、スイングの一連の動作の中で体は安定する

トップからヘッドが最下点に下りて来た時には、左足と右足の体重は、下りるに従い4-6のバランスから5-5のほぼ均等バランスとなる

その後、ヘッドが最下点を過ぎると、意識して体重を左足に移そうとしなくても自然と体重は左に移り、スタンスの時の体重バランスの左に4、右に6とは逆に、左に6、右に4ほどの体重バランスとなりスイングを終える

この時、左足裏も右足裏も返らないようにベタ足をなるべく維持するようにしている

特に左足裏は返らないように注意している

右足裏は少し返ってもよい

右足の返りは、長いクラブほど少なく、短いクラブほど多めになる感じがしている

だがその足裏の返りは、意識してそうするのではなく、そうなるようにする

フォロースルーをクラブ任せにして、体に無理をさせなければ、「ベタ足を維持しよう」と意識しなくても、左足も右足も、大きく足裏は返らない

ベタ足が維持できれば、体のブレは少なくなり、スイングの安定が図れる

結果、ボールは大して飛ばなが、飛球は安定する

また、この時、顔はボールを追ってはならない

ヘッドがボールを叩く瞬間を見た方が良い

これも、飛球の安定につながる

ただし、足裏の返りが許されて行くのは、特に右足だが、クラブヘッドが最下点を過ぎた後のことで、インパクト時は、右足もベタ足状態が良い

昨日の感じでいえば、インパクト時は、両足ともベタ足で、両腕は伸び、顔はボールに向いていたと思う

スムーズなスイングを感じた際には、ボールを掃くようにヘッドは滑って抜けて行った

このスイングは、手打ちと言われても仕方がない

そうだから!

そしてこれは、残念ながら、「左に壁ができ、体は弓なり」の美しいフィニッシュとはならず、「おじさんスイング」のフィニッシュとなる

ただ、ベタ足のスイングは、引っ掛けの危険が内在している

ベタ足だと、インパクト後、体が開きづらいので、右手が外から内に返り(左にひねり)易くなる特性を秘めている

その対策としても、オープンスタンスは有効だと考えている

オープンスタンスで立つことは、午前のハーフも午後のハーフも変わりなくそうした

長いクラブになればなるほど、オープンスタンスの角度は広くなり、短いクラブになればなるほど、オーブンスタンスの角度は狭くなる

58度のウェッジを握ると、少し開いている程度で、ほぼ平行スタンスとなっている

「広くする、狭くする」ではなく、「広くなる、狭くなる」と言ったのは、クラブを持って構えると自然とそうなるから不思議である

ウェッジを持ち、ハーフスイングで打とうとすると、体はクローズドを求める感じさえしてくる

35年ほど前、私はゴルフを始めるに際し、ゴルフスクールに通った

初級、中級、上級のコースを消化した

このスクールの指導内容はアメリカから来たもので、ボールは常に左足かかと位置に置く決まりであった

前述の通り、どのクラブを握っても常にボールは左足かかとの位置なのだが、クラブが短くなればなるほど、オーブンスタンスは広くして構える指導であった

ドライバーを使ったティショットでは、オープンには構えず、飛球線に対して平行に立ち、ボールは左足かかとの前との指導で、これは今でも一般的なスタンスであると思う

私は、このゴルフスクールでは真面目な生徒であったが、いま、私は、このゴルフスクールで学んだこととは全く逆なスタンスでアドレスをしている

今の私は、長いクラブになればなるほど、オープンスタンスの度合いを広げ、短いクラブになればなるほど、オープンスタンスの度合いは狭めているからだ

ゴルフの形というものは、わからないものだ

バッバ・ワトソンは、オープンスタンスでドローポールを打つ

オープンスタンス、右足体重、ベタ足の他に、もう一つ大切なことがある

これが最も重要と言ってもよいかもしれない

それは、力を抜くことだ

「アドレスの段階で」力を抜くことだ

良い方法がある

構えたら、握っていたグリップを一旦離して、再度ゆっくりと握り直す

これで、あっちこっち、固まっていた力は抜ける

私の場合、両腕が固まる傾向にあるが、一旦グリップを離すことによって力が抜ける

一旦というより、私の場合は、何度も気持ちが落ち着くまで握り直している

ビリー・ホーシェルは、私と全く逆で、ホールの正面を向いて握ったグリップはそのまま離さずにアドレスに入る

そしてその握ったグリップを維持したままでクラブを振る

ビリー・ホーシェルは、パットのアドレスに入る時も独特な入り方をする

ゴルフは色々で、要は自分に合ったスタイルを確立することだと思う

だが、根本的な基本は無視できないのも事実である

午後は上手く行ったと言っても、軽く振っているだけなので、飛距離は出ず、パーオンもままならず、スコアは45止まりであったが、珍しくタボを叩かずに、9ホール全てをボギーで回り切ることができた

理論通りに、ショットは全て思った所に飛んだわけではなく、ショットの乱れは少なかったものの、ボールは左にも右にも飛んで行くことはあったし、トップもあったし、ダフリもあった

このミスの原因は、テークバッグの精度にあると思う

中でも、コックの精度の影響は大きいと思う

コックが浅いと、ダウンスイングへ移るのが早くなり、リズムも崩れ、右足に体重は残ったままとなる

ヘッドは外から下りてきて、結果は左へ引っ掛けとなることが多く発生する

フィニッシュは、右足体重のままで、右膝が曲がり、左膝は伸びた状態となり、クラブは振り切れてなく、顔はボールを追って体は止まっている状態になっているだろう

いわゆる「明治の大砲」である

打ち出し方向を調整する意味からすれば、明治の大砲も悪くはない

非力では飛ばないが、パワーがあれば明治の大砲でも飛ぶ

意識してか無意識かは別にして、明治の大砲で飛ばす方は結構いる

昨日の場合、正面にヘッドが降りてきた後は、何もしないでクラブの動きに任せた

これは、桑田泉のクオーター理論と基本的には同じなのかもしれない

テークバックの位置とコックの度合いがどうなれば!、結果はどうなるのか?、研究する必要があると感じているが、基本はやはり、左腕主導のテークバックが良いように思う

ただ、ウィキペディアからお借りした上の振り子の図は、見た通り一本棒であるが、人間の場合は、肩を振り子の支点としても、その先に肘や手首の関節がある

それに、腕は一本ではなく二本あって、より複雑な動きとなる

そして、多分、飛球線と平行なスタンスで立った場合、支点は肩ではなく、背中のほぼ真ん中の後ろの方になると思われる

そして、多分、オープンスタンスやクローズドスタンスで立てば、左肩か左肩の後方に支点を作ることができ、単純に左腕で円を描くことができると考えている

力が落ちてきたら、オープンスタンスかクローズドスタンスで立つと、効果的かつ効率的スイングが可能になると思う

スイングに際し、肘と手首の関節を固定するのは、正しい方策とは言えないと思う

玄能で釘を打つことを考えれば理解できると思う

釘は、玄能を握った手首と肘のスナップを利かして打っている

手首や肘を使わずに玄能を真っ直ぐに振り下ろしても釘は打てるが、効率は悪く、振り下ろすパワーは釘に伝わらない

ゴルフの場合、肘はあまり使わない方が良いように思えるが、手首のスナップは使いたい

ゴルフの場合も釘打ちと同じで、手首を使わなくても、ゴルフボールは打てるが、非効率的で、パワーはボールに伝わらず、結果、ボールは遠くには飛ばない

手首を使うというと、反対だ!とか、間違いだ!といった攻撃にさらされるが、私の手首を使うというのは「コック」を使うという意味であり、ビンタを食らわすようなスナップの動きのことではない

まあ、簡単に言えば、軽くパチンと当てるだけのスイングである

青木功のパンチショットとは違いますょ!

そんなカッコいいものではない!

真っ直ぐに握った玄能だって、手首や肘のスナップを効かせなくても、大きく振り回せば、釘にパワーは伝わり、釘はガッンと打ち込まれる

だけど、これでは、なかなか、玄能は釘に、うまく当たってくれない!

ゴルフも同じだと思う

体が硬く、肩の捻転も腰の捻転も難しく、歳をとった私が、少しでも飛球方向の精度を良くし、少しでも遠くに飛ばすには、この「軽パチスイング」は私に合っているような気がする

手首だけでなく、プロゴルファーの中には、積極的に肘を使う方も見られる

肘も使った方が良いのかもしれないが、肘の動きを加える(曲げる)と、スイング中の管理項目が増えるので、スイングは難しくなるはずである

p.s.

昨日のラウンドでは、「左肩の捻転」と「振り子打法」が話題となっていた

振り子打法は、私が言い出した話題ではなかった

この時に話題となっていたのは、パッテングの振り子打法のことであった

だが、いま私が実践している「ショットの振り子」と同じ、「振り子」の話題で盛り上がっていたので、私は面白く聞いていた

テークバックで左肩を深く入れる捻転は、私もやってみたら!と言う話に進んでいったが、ここでそれをやったら、体が硬い私は大崩するのが落ちで、遠慮させてもらった

振り子からは少し外れるが、フック打ちを現在開発中(w)で、棚倉田舎倶楽部の左直角ドックレッグの中コース7番ミドルホールのグリーン面は全く見えない第2打で、前回も前々回も開発中のフック打ちを実践し、2回とも上手く打てて、パーオンに近いグリーンエッジまで寄せ切り、前回も今回もパーをとっている

左に直角に曲がるこの難しいミドルホールでパーがとれるのだから、他のホールでもパーはとれるはずだとも考えたが、そうも行かないようだ

なぜなら、この中コースの7番ミドルホールは、RTからでも344ヤードと短く、Hdcp9と優しいホールになっている

ここでパーを取ったからといって、気を良くしてはならないのだ

※各ホールの距離を簡単に短くする方法はある

※前から打つことだ (75歳だし)

※多分パーオン率は上がる (前述の7番ホールが証明している)

※でも、私は、当分の間、変えずにレギュラーティから打つ (自虐的と言われても!)

※距離がある方のが面白い (多く打てるし)

振り子と共に、このフック打ちも練習はして行きたいと考えている

フック打ちは、ある程度できれば私の武器となる

右が谷などでえぐられているホールでは、不思議とその谷に吸い込まれるようにスライスしてボールは谷に消えて行ったり、それとは逆に、極端に左へ引っかけるショットとなったりすることを私は多く経験している

少しでもドローがかかれば、このリスクからも挫折感からも解放される

逆にフェードを打ちたい時は、振り子を考えずに振れば、私の場合は、ナチュラルフェードとなるので簡単といえば簡単である

ナチュラルといえば、バンカーでの私は「ナチュラルダフリ」なので、バンカーショットは得意である

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